新緑の沢とシオジの原生林(群馬・上野村)
Packing List

渓流釣りの持ち物リスト(遊漁券・ルールも)

27項目のチェックリスト

写真:さかおり/CC BY-SA 4.0

かんたんに言うと

渓流釣りの持ち物は、遊漁券(遊漁承認証)、竿とリール(または延べ竿)、仕掛けやルアー、ランディングネット、川を歩くための靴やウェーダーが中心です。遊漁券は釣りの間ずっと携帯し、漁場監視員に求められたら見せます。禁漁期間・全長制限・尾数制限・釣り方の制限は漁協ごとの遊漁規則で決まっているので、行く川の規則を読んでから道具をそろえます。

渓流の多くは漁協が魚を放流して管理しており、釣るには遊漁券が必要です。関東の13漁協では、2026年の渓流の解禁は3月(3月1日〜21日)、禁漁は9月19日〜10月14日の間で、やまめなどの全長制限は12cmか15cmでした(サイトの漁協データ)。このリストは、まずルールにかかわる物、次に釣り道具、川を歩く装備、安全のための物の順に並べています。

釣りの前に用意するもの(遊漁券とルール)

  • 漁協が管理する川で釣るために必要です。釣りの間は常に携帯し、漁場監視員に求められたら見せます(山梨県の遊漁の案内)。

    選ぶ目安:日券か年券を選びます。前売り(オンライン・コンビニ・取扱店)のほうが現場で買うより安い漁協が多く、奥多摩漁協は日券2,500円・現場売り3,500円(2026年)。

    年券は顔写真が必要な漁協があります(奥多摩漁協は縦3.5cm×横2.7cm)。遊漁券を他人に貸すことはできません。

  • 禁漁区や禁漁期間、釣ってよい時間は漁協ごとに決まっています。

    選ぶ目安:行く漁協の遊漁規則とお知らせを、出かける前に読みます。秋川漁協のように、日没から日の出までの釣りを禁止している漁協もあります(2026年)。

  • 全長制限より小さい魚は持ち帰れないので、長さを測って確かめます。

    選ぶ目安:ベストに付けられる小さなメジャーなど。関東の13漁協の全長制限は12cmか15cm(2026年)。奥多摩漁協はやまめ・にじます12cm以下、いわな15cm以下の採捕を禁止しています。

    1日に持ち帰れる数(尾数制限)を決めている漁協もあります(奥多摩漁協は合わせて20尾まで)。

釣り道具

  • 釣り方に合わせて選びます。エサ釣り・テンカラはリールを使わない延べ竿、ルアー釣りはリールを付けるロッドを使います。

    選ぶ目安:渓流の幅や木の枝の多さで長さを選ぶのが目安。狭い沢では短め、開けた本流では長めの物。

  • ルアー釣りで糸を巻き取ります。

    選ぶ目安:小型のスピニングリールが目安。竿とのバランスで選びます。

  • 魚と竿をつなぐ糸です。渓流では細い糸を使うことが多くあります。

    選ぶ目安:釣り方と魚の大きさに合う太さが目安。予備も持ちます。

  • ルアー釣り・フライ・テンカラで使います。

    選ぶ目安:小型のミノーやスプーンなど。川の流れの強さと深さで重さを選びます。

    小菅川(小菅村漁協)は全域で軟質プラスチック製の疑似餌(ワーム)を禁止しています(遊漁規則)。

  • エサ釣りで使います。

    選ぶ目安:針・おもり・目印など、仕掛けの部品を予備とあわせて。

    キャッチアンドリリース区間などでエサ釣りを禁止している漁協があります(上野村漁協など)。

  • キャッチアンドリリース区間では、返しのない1本針が決まりになっていることがあります。針を外すプライヤーもあると魚を傷めにくくなります。

    選ぶ目安:区間の決まり(シングルフック・バーブレスなど)に合う針。返しをつぶせるプライヤー。

    上野村漁協・鬼怒川漁協・おじか・きぬ漁協などのC&R区間は返しのない1本針で、ビク・クーラーの持ち込みも禁止(2026年)。

  • 釣れた魚を取り込み、手早く針を外すために使います。

    選ぶ目安:片手で扱える小さめの渓流用が目安。魚を傷めにくい網の物。

  • 仕掛けやルアー、プライヤー、遊漁券を体に付けて持ち歩けます。

    選ぶ目安:ポケットが多く、遊漁券を外から見える位置に付けられる物。

  • 水面のぎらつきを抑えて、川の中や底の石が見やすくなります。飛んでくる針から目を守ります。

    選ぶ目安:偏光レンズの物。曇りや朝夕は明るめの色が見やすい目安。

  • 持ち帰る魚を傷めずに運びます。

    選ぶ目安:小型の物と保冷剤。

    C&R区間では持ち込み自体が禁止のことがあります。

川を歩く装備・服装

  • 川の中を歩いたり、渡ったりするために使います。濡れた石の上で滑りにくくします。

    選ぶ目安:腰まで・胸までの丈のウェーダーと、渓流用の靴。靴底は苔の付いた石に強いフェルトや、歩きやすいラバーなど、歩く川で選ぶのが目安。

  • 水しぶきや汗で濡れても乾きやすく、体が冷えにくくなります。

    選ぶ目安:化繊かウールの長袖が目安。綿は避けます。

  • 雨と風を防ぎ、ウェーダーの上から着ると水しぶきも防げます。

    選ぶ目安:上は防水透湿性のジャケット。

  • 解禁してすぐの時期や朝夕は冷え込みます。

    選ぶ目安:フリースや薄手のダウンなど、小さくたためる物。

  • 日差しと、木の枝や飛んでくる針から頭を守ります。

    選ぶ目安:つばのある帽子。

  • 冷えと、岩や枝でのけがを防ぎます。

    選ぶ目安:指先の出せる釣り用の物が目安。

安全のために

  • 川や沢の近くでは、水音のためにクマに近づくまで気づかないことがあります(環境省の注意事項)。音で自分がいることを知らせます。

    選ぶ目安:歩くと鳴る鈴。魚を警戒させたくない場所では、移動中だけ鳴らすなど使い分けます。

  • もしものときの連絡手段です。川では水に落とすおそれがあります。

    選ぶ目安:防水ケースか防水の袋に入れます。沢の奥は電波が届かないことが多いので、行き先と帰りの時間を家族に伝えておきます。

  • 川から上がる場所を知らないと、増水したときや暗くなったときに戻れなくなります。

    選ぶ目安:林道や橋、川から上がれる場所が載った地図。地図アプリは事前にダウンロードします。

  • 朝夕の暗い時間の移動や、帰りが遅れたときに使います。

    選ぶ目安:防水の物が目安。釣ってよい時間は漁協の規則で確かめます。

  • 針が刺さったとき、すり傷、虫刺されの手当てに使います。

    選ぶ目安:ばんそうこう、消毒、テーピングテープ、虫刺されの薬など。

  • 釣りに夢中になると、水分と食事を忘れがちです。

    選ぶ目安:ベストやザックに入る量の水と、すぐ食べられる物。

  • 初夏から夏の渓流では、虫に刺されることがあります。

    選ぶ目安:肌に使えるスプレー。

  • 濡れたまま帰ると体が冷えます。

    選ぶ目安:車に置いておけば背負う必要はありません。

季節で変わること

解禁してすぐの3〜4月は、雪どけの水で川の水が冷たく、朝晩は冬のような寒さになります。防寒着と、保温できるウェーダーや手袋を足します。初夏から夏は、虫と急な雨・増水に気をつけます。上流で雨が降ると、釣っている場所が晴れていても急に水が増えることがあるので、天気予報を上流側まで確かめ、水が濁ったり増えたりしたらすぐに川から上がります。禁漁期間は漁協ごとに違うので、秋は行く川の禁漁日を確かめます。

よくある質問

渓流釣りに遊漁券は必要ですか?

漁協が漁業権を持つ川で、やまめ・いわななどの対象の魚を釣るには、遊漁券(遊漁承認証)が必要です。釣りの間は常に携帯し、漁場監視員に求められたら見せます。中学生以下は無料・半額などの決まりがある漁協もあります。

遊漁券はどこで買えますか?

漁協によって、オンライン、コンビニ、釣具店などの取扱店、現場(監視員)で買えます。前売りのほうが現場で買うより安い漁協が多く、奥多摩漁協は日券2,500円、現場売り3,500円です(2026年)。詳しくは「遊漁券の買い方」の記事で比べています。

渓流釣りはいつからいつまでできますか?

漁協ごとに違います。関東の13漁協では、2026年の解禁は3月1日〜21日、禁漁は9月19日〜10月14日の間でした。解禁日を組合が公示する漁協もあるので、次の年の日付は漁協の発表を確かめます。

釣った魚は何センチから持ち帰れますか?

全長制限は漁協の遊漁規則と県の規則で決まります。関東の13漁協では12cmか15cmで、奥多摩漁協はやまめ・にじます12cm以下、いわな15cm以下の採捕を禁止しています(2026年)。小さい魚はすぐに川へ戻します。

キャッチアンドリリース区間では何に気をつければいいですか?

区間ごとに決まりがあります。上野村漁協のC&R区間は返しのない1本針で、ビク・クーラーの持ち込みとエサ釣りが禁止です。毛ばり・ルアーだけの区間やテンカラ専用の区間もあるので、遊漁規則で確かめてから道具を選びます。

渓流釣りでクマに会わないためには?

環境省は、川や沢の近くでは水音のためにクマに近づくまで気づかないことがあるとして注意を呼びかけています。出かける前に自治体の出没情報を確かめ、鈴など音の出る物を持ち、夕暮れや見通しの悪い場所では特に気をつけます。

ウェーダーは必要ですか?

川の中を歩いたり渡ったりするなら、ウェーダーか渓流用の靴があると安全で快適です。岸から釣るだけなら、滑りにくい渓流用の靴でも始められます。増水しているときは川に入らないのが基本です。

出典と確認日

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