八ヶ岳の山小屋は、登山口から選ぶ。

硫黄岳山頂から見る南八ヶ岳の稜線(夏)
写真:Σ64/CC BY 3.0
かんたんに言うと

八ヶ岳の山小屋は、登りたい山と登山口から選ぶのが近道です。赤岳なら美濃戸口から赤岳鉱泉・行者小屋、硫黄岳や天狗岳なら桜平からオーレン小屋・夏沢鉱泉、北八ヶ岳なら渋の湯や白駒池から黒百合ヒュッテ・高見石小屋が候補になります。2026年の1泊2食は10,000〜15,000円で、ソトビヨリが集計した13軒の中央値は14,000円でした。

八ヶ岳には、稜線の上から森の中の池のほとりまで、性格のちがう山小屋が並んでいます。どこに泊まるかで、登る山も、歩く時間も、お風呂に入れるかどうかも変わります。ソトビヨリは、八ヶ岳の山小屋15軒について、料金・設備・登山口からの時間・営業期間・予約方法を小屋の公式サイトと長野県の山小屋情報ポータルで確かめてデータにしています。この記事では、登山口ごとに小屋を分けて、料金と設備、冬の営業、テント場、予約のしかたを比べます。数字は2026年10月時点のデータで、中央値などはソトビヨリの集計です。

この記事のポイント

  • 八ヶ岳の山小屋15軒の2026年の1泊2食は10,000〜15,000円で、ソトビヨリの集計では13軒の中央値が14,000円、最安は高見石小屋の10,000円、最高は夏沢鉱泉の15,000円だった。
  • 美濃戸口から赤岳鉱泉までは約2時間、桜平から夏沢鉱泉までは約30分、オーレン小屋までは約80分、渋の湯から黒百合ヒュッテまでは約2時間30分(各公式の案内)。
  • 2026年に冬も泊まれると公式で確かめられた八ヶ岳の小屋は、通年営業の赤岳鉱泉・黒百合ヒュッテ・夏沢鉱泉・湯元 本沢温泉・しらびそ小屋・白駒荘・高見石小屋と、年末年始だけ泊まれる行者小屋だった。
  • 八ヶ岳でお風呂があるのは15軒のうち7軒(赤岳鉱泉・本沢温泉・硫黄岳山荘・夏沢鉱泉・根石岳山荘・オーレン小屋・白駒荘)で、どれも個室がある(2026年)。
  • 八ヶ岳のテント場で予約が要るのは白駒池(青苔荘・やまたんのみ)で、赤岳鉱泉・行者小屋・オーレン小屋は予約不要の1人2,000円だった(2026年)。

八ヶ岳の山小屋はどう選ぶ?まず登山口を決める

八ヶ岳の山小屋は、登りたい山と登山口から選ぶと迷いません。八ヶ岳は南北に長い山域で、登山口ごとに近くの小屋がはっきり分かれているからです。

赤岳・阿弥陀岳・横岳など南八ヶ岳の山に登るなら、美濃戸口から入る赤岳鉱泉・行者小屋や、稜線の赤岳天望荘・赤岳頂上山荘が中心です。硫黄岳・天狗岳なら桜平から入る夏沢鉱泉・オーレン小屋・硫黄岳山荘・根石岳山荘、森と池の北八ヶ岳なら渋の湯や白駒池から入る黒百合ヒュッテ・高見石小屋・青苔荘・白駒荘が候補になります。

登山口が決まったら、料金、お風呂や個室、営業期間、予約のしかたを比べて1軒にしぼります。次の順で考えると、計画が立てやすくなります。

  1. 登りたい山と登山口を決める

    赤岳なら美濃戸口、硫黄岳・天狗岳なら桜平や渋の湯、北八ヶ岳なら白駒池や渋の湯、と入口を決めます。

  2. 登山口からの時間で小屋をしぼる

    初日に歩ける時間から、泊まる小屋を選びます。夏沢鉱泉は桜平から約30分、赤岳鉱泉は美濃戸口から約2時間です。

  3. 料金と設備を比べる

    1泊2食の料金、お風呂、個室の有無と追加料金を比べます。

  4. 営業期間と予約の開始を確かめる

    泊まる日に営業しているか、予約がいつ・どこで始まるかを公式で確かめます。

八ヶ岳の山小屋の一覧(予約開始日)

登山口別の八ヶ岳の山小屋一覧(美濃戸口・桜平・渋の湯など)

ソトビヨリのデータでは、八ヶ岳の15軒を7つの登山口に分けています。いちばん小屋が多いのは美濃戸口と桜平で、それぞれ4軒です。

表の時間は、小屋や運営会社の公式に書かれた歩く時間です。公式に登山口からの時間が書かれていない小屋は、書かれている区間の時間を載せています。歩く速さや天気で変わるので、目安にしてください。

八ヶ岳の登山口と山小屋(2026年・各小屋の公式の歩行時間)
登山口山小屋(標高)公式の歩く時間
美濃戸口赤岳鉱泉(2,220m)、行者小屋(2,340m)、赤岳天望荘(2,722m)、赤岳頂上山荘(2,899m)赤岳鉱泉まで約2時間。行者小屋は中山乗越から約5分、赤岳天望荘は地蔵の頭から約5分、赤岳頂上山荘は天望荘から約30分
桜平夏沢鉱泉(2,060m)、オーレン小屋(2,330m)、根石岳山荘(2,550m)、硫黄岳山荘(2,650m)夏沢鉱泉約30分、オーレン小屋約80分、根石岳山荘2時間15分、硫黄岳山荘3時間
渋の湯黒百合ヒュッテ(2,400m)約2時間30分(唐沢鉱泉からは約2時間10分)
白駒池入口青苔荘(2,115m)、白駒荘(2,115m)、高見石小屋(2,300m)青苔荘・白駒荘は約15分、高見石小屋は約50分(渋の湯からは約2時間)
観音平青年小屋(2,400m)公式に記載なし
稲子湯しらびそ小屋(2,097m)2時間〜2時間30分程度
本沢温泉入口湯元 本沢温泉(2,100m)湯川渓谷沿いに約3km歩いたゲートから約1時間(稲子湯からは約3時間30分)

歩く時間は公式の目安です

時間は、各小屋や運営会社の公式に書かれたものです(赤岳鉱泉の時間は、湯元 本沢温泉の公式のアクセス案内の記載)。冬や雨の日、荷物の重さで大きく変わります。

赤岳鉱泉の料金・予約・アクセス夏沢鉱泉の料金・予約・アクセス

美濃戸口から行く山小屋:赤岳鉱泉・行者小屋と稜線の2軒

美濃戸口から入る小屋は、赤岳に登る人の拠点です。森の中の赤岳鉱泉と行者小屋に泊まって翌朝に稜線へ上がるか、稜線の赤岳天望荘・赤岳頂上山荘に泊まって朝日を見るか、の2つの考え方があります。

赤岳天望荘は標高2,722m、全室ベッドの小屋で、2026年は大部屋の1泊2食14,000円、個室(2名以上)は1人15,000円です。赤岳頂上山荘は赤岳の山頂(2,899m)にあり、2026年は6月19日〜10月25日の営業で、日〜金曜の1泊2食13,000円、土曜・祝前日は15,000円でした。予約は電話です。

赤岳鉱泉の電話は衛星電話

赤岳鉱泉のまわりは携帯電話の電波が届かないと公式が案内しています。小屋の電話はドコモの衛星電話です。予約は公式の予約フォームが勧められています。

行者小屋の料金・予約赤岳天望荘の料金・予約

赤岳鉱泉と行者小屋の違い

赤岳鉱泉と行者小屋は同じ運営で、予約のフォームと受付の日程も共通です。2026年の1泊2食はどちらも14,000円で、支払いは現金のみでした。

大きな違いは、営業期間とお風呂です。赤岳鉱泉は通年営業で、5〜10月はお風呂に入れます(シャンプー・ボディソープは使えません)。行者小屋の宿泊は夏(2026年は5月30日〜11月1日)と年末年始だけで、お風呂は公式で確認できませんでした。

個室は、赤岳鉱泉が1室4,000〜8,000円、行者小屋が1室4,000円を足します。どちらも混雑時は相部屋になる場合があります。テント場はどちらも予約不要で、1人2,000円です。

赤岳天望荘の部屋とキャンセル料

赤岳天望荘は全室がベッドの小屋で、ツイン19室・トリプル4室・4人部屋12室・6人部屋5室・10人部屋1室があり、収容は138人です。シーツと枕カバーは使い捨てです。

予約は運営会社の予約システム(2026年7月3日にリニューアル)で、メールでの申し込みは3日前までです。キャンセル料は3日前30%、2日前50%、前日80%、当日と無連絡は100%です(2026年、公式)。

桜平から行く山小屋:夏沢鉱泉・オーレン小屋・硫黄岳山荘・根石岳山荘

桜平は、硫黄岳や天狗岳に向かう人の登山口です。登山口から近い順に、夏沢鉱泉(約30分)、オーレン小屋(約80分)、根石岳山荘(2時間15分)、硫黄岳山荘(3時間)が並びます。

夏沢鉱泉は男女別の温泉がある通年営業の小屋で、泊まる人は茅野駅と桜平の間の無料送迎があります。2026年の1泊2食は4〜11月が15,000円、12〜3月が17,000円で、個室料金は無料サービス中でした。

オーレン小屋は、檜の展望風呂(湧き水を薪で沸かすお風呂)がある小屋で、テント場は80〜100張あります。宿泊の予約はすべて「やまたん」です。硫黄岳山荘・根石岳山荘・夏沢鉱泉は同じグループで、予約はリクエスト型のWebフォームか事務所の電話です。

硫黄岳山荘のお風呂はシャワー

硫黄岳山荘は、お風呂ではなく温水シャワー(6月上旬〜10月中旬、1回600円)です。根石岳山荘は泊まる人は無料のお風呂がありますが、大浴槽1つでシャワーはなく、6月下旬〜10月中旬、水が足りないときは休みます(2026年)。

オーレン小屋の料金・予約硫黄岳山荘の料金・予約

硫黄岳山荘グループの予約は「リクエスト型」

硫黄岳山荘・根石岳山荘・夏沢鉱泉の予約フォームは、送っただけでは予約が決まりません。事務所から返信のメールが届いて、はじめて確定します。電話は予約専用の事務所(8〜19時)で、前日以降の変更や取消は電話で連絡します。

受付が始まる日の決まりは、公式に書かれていません。2026年10月10日の時点で、フォームの空き状況のカレンダーは2027年10月まで表示されていました。硫黄岳山荘と根石岳山荘の個室料金は、16時30分の到着まで有効です。

北八ヶ岳(渋の湯・白駒池)の山小屋:黒百合ヒュッテ・高見石小屋・青苔荘・白駒荘

北八ヶ岳は、苔の森と池が広がるおだやかな山域です。白駒池入口から歩いて約15分で、池のほとりの青苔荘と白駒荘に着きます。少し登った高見石小屋までは約50分です。

高見石小屋は、2026年の1泊2食10,000円、素泊まり6,000円で、八ヶ岳でいちばん安い小屋でした。水場がなく天水を使う小屋で、支払いは現金のみ、予約は現地の電話だけです。

黒百合ヒュッテは渋の湯から約2時間30分、天狗岳の近くにある通年営業の小屋です。予約は「やまたん」(カードの事前決済)か事務所の電話で、泊まる日の2か月前の同じ日の朝6時から受け付けます。白駒荘は通年営業で、お風呂は通年(15〜20時、石けん・シャンプー不可)です。料金はソトビヨリのデータにありません。

黒百合ヒュッテの料金・予約高見石小屋の料金・予約白駒荘の予約

白駒池の青苔荘と白駒荘の違い

白駒池のほとりの2軒は、営業期間と予約のしかたが違います。青苔荘は2026年は5月1日〜10月12日の営業で、1泊2食は本館11,000円、新館は1,000円を足します。予約はやまたんか電話で、素泊まりは電話だけです。白駒池のテント場の受付も青苔荘です。

白駒荘は通年営業で、本館個室・新館個室・新館大部屋があります。予約は原則、泊まる月の3か月前の1日からで、相部屋は1名ずつ部屋数を増やして申し込みます(1回最大5名)。受付前の日は、メールで知らせてくれる「予約開始通知」を使えます。

南の青年小屋、東のしらびそ小屋・湯元 本沢温泉

南八ヶ岳の編笠山と権現岳の間には、観音平から登る青年小屋があります。2026年は4月25日から営業し、予約は電話だけで、受付開始日の決まりはなくいつでも受け付けています。週末は1日50名ほどで埋まり次第終わり、部屋は男女別の相部屋(空いていれば個室)です。

東側の稲子湯から登るしらびそ小屋は、1日の宿泊が最大20名の小さな通年営業の小屋です。寝袋で眠る小屋で、寝袋は無料で借りられます。水・木曜は定休(火曜泊は可)で、予約は電話かFAXです。

湯元 本沢温泉は、本沢温泉入口から湯川渓谷沿いに歩いて入る通年営業の温泉の小屋です。野天風呂「雲上の湯」と、泊まる人が24時間入れる内湯があります。2026年の1泊2食は本館の相部屋で11,000円(入湯税・宿泊税込み)で、予約は電話です。

青年小屋の料金・予約しらびそ小屋の料金・予約湯元 本沢温泉の料金・予約

八ヶ岳の山小屋15軒の料金と設備を比べる(2026年)

八ヶ岳の山小屋の1泊2食は、2026年は10,000〜15,000円でした。ソトビヨリの集計では、料金が確かめられた13軒の中央値は14,000円、平均は12,885円です。

赤岳・硫黄岳のまわりの小屋は14,000円が多く、北八ヶ岳や南の青年小屋、東の本沢温泉・しらびそ小屋は1万円台前半です。お風呂がある7軒は、すべて個室もありました。

八ヶ岳の山小屋の料金と設備(2026年・大人1人・各小屋の公式で確認)
小屋1泊2食お風呂個室支払い
赤岳鉱泉14,000円あり(5〜10月)あり(1室4,000〜8,000円)現金のみ
行者小屋14,000円公式で確認できずあり(1室4,000円)現金のみ
赤岳天望荘14,000円公式で確認できずあり(1人15,000円)公式で確認できず
赤岳頂上山荘13,000円公式で確認できずあり(相部屋と同額)公式で確認できず
夏沢鉱泉15,000円あり(温泉)あり(無料サービス中)公式で確認できず
オーレン小屋14,000円ありあり(1室4,000〜10,000円)やまたんで事前決済
根石岳山荘14,000円あり(6月下旬〜10月中旬)あり(1室4,000円)公式で確認できず
硫黄岳山荘14,000円シャワー(600円)あり(1室6,000円)公式で確認できず
黒百合ヒュッテ11,000円(年度の記載なし)公式で確認できずあり(1室5,000〜10,000円)やまたんで事前決済
高見石小屋10,000円公式で確認できずあり(1室3,500〜5,000円)現金のみ
青苔荘11,000円公式で確認できずあり現金・カード・電子マネー等
白駒荘料金データなしあり(通年)あり公式で確認できず
しらびそ小屋12,000円公式で確認できずあり(1室5,000〜10,000円)公式で確認できず
青年小屋11,500円公式で確認できず公式で確認できず公式で確認できず
湯元 本沢温泉11,000円あり(温泉)あり(本館個室12,000円)公式で確認できず

山小屋の料金の相場(北アルプス・尾瀬と比べる)お風呂・個室のある山小屋

八ヶ岳で冬も泊まれる山小屋は?冬季営業と冬の料金

八ヶ岳には、冬も泊まれる山小屋があります。2026年のデータでは、赤岳鉱泉・黒百合ヒュッテ・夏沢鉱泉・湯元 本沢温泉・しらびそ小屋・白駒荘・高見石小屋が通年営業で、行者小屋は年末年始だけ泊まれます。根石岳山荘も、1〜3月は金・土の宿泊に限って冬季料金で泊まれます。

冬の予約は、夏とは別に受付が始まる小屋があります。赤岳鉱泉と行者小屋は、2026年12月〜2027年4月の宿泊分(行者小屋は年末年始分)を2026年11月9日12時に受け付け始めると発表しています。高見石小屋は、2026-27年の冬山営業(2026年12月19日〜2027年3月28日)の受付を2026年11月4日8時に始めます。

八ヶ岳の山小屋の冬の営業(2026-27年・各小屋の公式で確認)
小屋冬の営業冬の料金・注意
赤岳鉱泉通年営業冬季分の予約は2026/11/9 12時から。お風呂は5〜10月のみ
行者小屋年末年始のみ宿泊2026-27年は12/26〜1/2泊。予約は2026/11/9 12時から。テント泊は通年
高見石小屋通年(冬山営業 12/19〜3/28)予約は2026/11/4 8時から。11〜5月は暖房費1,000円
夏沢鉱泉通年(メンテナンスで不定休あり)12/1〜3/31は冬季料金(1泊2食17,000円)
根石岳山荘冬季料金あり年末年始・1〜3月は1泊2食16,000円。1〜3月は金・土の宿泊のみ
黒百合ヒュッテ通年冬季は料金に加算あり
湯元 本沢温泉通年冬期は暖房費1,000円
しらびそ小屋・白駒荘通年しらびそ小屋は水・木曜定休。寝具のレンタルは冬季は不可との注記あり
硫黄岳山荘冬期休業4月下旬〜11月上旬の営業

冬の八ヶ岳は、冬山の装備と経験が前提

冬に営業している小屋があっても、冬の八ヶ岳は雪と氷の山です。装備や行程は小屋や地元の公式の案内を確かめ、経験のある人やガイドと計画してください。

八ヶ岳の冬の山小屋(2026-27年の予約開始日)予約開始のカレンダー

八ヶ岳のテント場はどこ?予約と料金

八ヶ岳のテント場は、多くが予約不要です。2026年のデータで予約が必要だったのは、青苔荘が受け付ける白駒池のテント場(やまたんのみ)だけでした。高見石小屋のテント場は、逆に予約を受け付けない先着順です。

料金は1人600〜2,000円です。赤岳鉱泉・行者小屋・オーレン小屋は1人2,000円で、小屋の食事を予約できます(赤岳鉱泉・行者小屋は夕食3,000円・朝食1,000円、オーレン小屋は当日14時までに受付)。黒百合ヒュッテは予約不要ですが、テント泊の人への食事はありません。

八ヶ岳のテント場(2026年・大人1人1泊・各小屋の公式で確認)
テント場(受付)料金予約メモ
赤岳鉱泉2,000円不要上限なし。食事は要予約
行者小屋2,000円不要通年。食事は要予約
オーレン小屋2,000円不要80〜100張。テント泊の人の入浴は1,000円
白駒池(青苔荘)1,500円要予約(やまたんのみ)14時〜翌9時。電話では予約できない
青年小屋1,000円+1張500円不要玄関で受付してから設営
しらびそ小屋1,000円+1張500円不要平日・大人数は問い合わせ
高見石小屋600円予約不可・先着順水は小屋で購入
黒百合ヒュッテデータになし不要テント泊の人への食事なし

テント場は予約が必要?(北アルプス・尾瀬も)

八ヶ岳の山小屋の予約方法は?小屋ごとのしくみ

八ヶ岳の山小屋は、予約の始まり方がばらばらです。決まった日に一斉に始まる小屋、泊まる日の◯か月前から順に始まる小屋、いつでも受け付ける小屋が混ざっています。

予約の窓口も、公式のWebフォーム、山小屋の予約サイト「やまたん」、電話、FAXと分かれます。2026年に公式で確かめたしくみは次のとおりです。

八ヶ岳の山小屋の予約のしくみ(2026年・各小屋の公式で確認)
しくみ小屋窓口
決まった日に一斉開始赤岳鉱泉・行者小屋(2026年夏季分は4/1 12時)、オーレン小屋(2/1 9時)公式フォーム・衛星電話/やまたん
2か月前の同じ日の朝6時黒百合ヒュッテやまたん・事務所の電話
泊まる月の2か月前の1日高見石小屋(冬は別に発表)現地の電話のみ
泊まる月の3か月前の1日白駒荘Web(委託先)・電話
1か月前の同じ日の0時青苔荘やまたん・電話(素泊まりは電話のみ)
いつでも受付青年小屋電話のみ
開始のルールが公式で確認できず硫黄岳山荘・夏沢鉱泉・根石岳山荘、赤岳天望荘、赤岳頂上山荘、しらびそ小屋、湯元 本沢温泉リクエスト型フォーム・電話・FAXなど

泊まりたい日から予約開始日を逆算する山小屋の予約のコツ

八ヶ岳の山小屋選びでよくある失敗

八ヶ岳は登山口と小屋が多いぶん、組み合わせの思いちがいが起きやすい山域です。

  • 赤岳鉱泉と同じつもりで行者小屋を予約しようとしたら、冬は年末年始しか泊まれなかった
  • 硫黄岳山荘でお風呂に入るつもりが、お風呂ではなく有料の温水シャワーだった
  • 根石岳山荘に1〜3月の平日で泊まろうとして、金・土の宿泊のみだった
  • 白駒池のテント場に予約なしで行ったが、やまたんでの予約が必要だった
  • カードで払うつもりが、赤岳鉱泉・行者小屋・高見石小屋は現金のみだった
  • 赤岳鉱泉に電話がつながらず、携帯の電波が届かないことを知らなかった
  • しらびそ小屋の水・木曜の定休日に泊まる計画を立てていた

同じ運営の小屋は、まとめて確かめる

赤岳鉱泉と行者小屋、硫黄岳山荘・根石岳山荘・夏沢鉱泉、湯元 本沢温泉と赤岳頂上山荘は、それぞれ同じ運営です。お知らせや予約のページが共通のことが多いので、1軒を調べたら同じグループの小屋も一緒に確かめると効率よく探せます。

八ヶ岳の山小屋選びのチェックリスト

小屋を決める前に、次のことを確かめておきましょう。

  • 登りたい山と登山口を決め、登山口から小屋までの公式の歩く時間を確かめた
  • 泊まる日に小屋が営業しているか(冬期休業・定休日・曜日限定)を確かめた
  • 1泊2食の料金と、個室・冬季料金・暖房費などの加算を確かめた
  • お風呂の有無と、入れる季節・時間を確かめた
  • 支払いが現金のみか、やまたんの事前決済かを確かめた
  • 予約の始まり方(一斉・◯か月前・随時)と窓口を確かめた
  • テント泊なら、予約の要否と食事の有無を確かめた
  • 気になる小屋をマイソトビヨリに保存して、予約開始日を見落とさないようにした

マイソトビヨリに山小屋を保存する

まとめ

  • 八ヶ岳の山小屋は、登りたい山と登山口(美濃戸口・桜平・渋の湯・白駒池など)から選ぶと迷わない。
  • 2026年の1泊2食は10,000〜15,000円。ソトビヨリの集計で中央値14,000円、最安は高見石小屋、最高は夏沢鉱泉。
  • お風呂は7軒で、どれも個室あり。赤岳鉱泉は5〜10月、硫黄岳山荘は温水シャワー。
  • 冬は通年営業の7軒と、年末年始の行者小屋に泊まれる。2026-27年の冬の予約は赤岳鉱泉・行者小屋が11/9、高見石小屋が11/4から。
  • テント場は多くが予約不要で1人600〜2,000円。白駒池(青苔荘)だけは、やまたんでの予約が必要。

よくある質問

八ヶ岳の山小屋の料金はいくらですか?

2026年の1泊2食は10,000〜15,000円で、ソトビヨリが集計した13軒の中央値は14,000円でした。赤岳鉱泉・行者小屋・オーレン小屋・硫黄岳山荘などは14,000円、高見石小屋は10,000円です。

赤岳鉱泉と行者小屋はどちらに泊まればいいですか?

お風呂と冬の宿泊なら赤岳鉱泉です。赤岳鉱泉は通年営業で5〜10月はお風呂に入れます。行者小屋の宿泊は夏と年末年始だけです。どちらも2026年の1泊2食は14,000円で、現金のみです。

美濃戸口から赤岳鉱泉まで何時間かかりますか?

約2時間です(湯元 本沢温泉の公式のアクセス案内の記載)。行者小屋は中山乗越から約5分の場所にあります。歩く速さや季節で変わります。

八ヶ岳でお風呂に入れる山小屋はどこですか?

2026年のデータでは、赤岳鉱泉(5〜10月)、湯元 本沢温泉、夏沢鉱泉、根石岳山荘(6月下旬〜10月中旬)、オーレン小屋、白駒荘、硫黄岳山荘(温水シャワー)の7軒です。

八ヶ岳で冬も営業している山小屋はどこですか?

2026年のデータでは、赤岳鉱泉・黒百合ヒュッテ・夏沢鉱泉・湯元 本沢温泉・しらびそ小屋・白駒荘・高見石小屋が通年営業です。行者小屋は年末年始だけ泊まれます。硫黄岳山荘は冬期休業です。

八ヶ岳のテント場は予約が必要ですか?

多くは予約不要です。2026年は、赤岳鉱泉・行者小屋・オーレン小屋・青年小屋・しらびそ小屋・黒百合ヒュッテは予約不要、高見石小屋は予約不可の先着順でした。白駒池(青苔荘)は、やまたんでの予約が必要です。

桜平からいちばん近い山小屋はどこですか?

夏沢鉱泉で、桜平から約30分です。オーレン小屋は約80分、根石岳山荘は2時間15分、硫黄岳山荘は3時間です(各公式の案内)。夏沢鉱泉に泊まる人は、茅野駅と桜平の間の無料送迎があります。

八ヶ岳でいちばん安い山小屋はどこですか?

2026年のソトビヨリのデータでは、北八ヶ岳の高見石小屋が1泊2食10,000円・素泊まり6,000円でいちばん安い料金でした。冬(11〜5月)は暖房費1,000円が加わり、支払いは現金のみです。

出典と確認日

ほかの出典(14件)を見る

この記事に出てくる山小屋

  • 赤岳鉱泉

    標高2,220m・Web・電話など・1泊2食 14,000円

    冬季は11.9から予約
  • 行者小屋

    標高2,340m・Web・電話など・1泊2食 14,000円

    年末年始は11.9から予約
  • 赤岳天望荘

    標高2,722m・Web・電話など・1泊2食 14,000円

    公式で確認
  • 赤岳頂上山荘

    標高2,899m・電話で予約・1泊2食 13,000円

    公式で確認
  • 夏沢鉱泉

    標高2,060m・Web・電話など・1泊2食 15,000円

    公式で確認
  • オーレン小屋

    標高2,330m・Webで予約・1泊2食 14,000円

    2026年は2.1
  • 根石岳山荘

    標高2,550m・Web・電話など・1泊2食 14,000円

    公式で確認
  • 硫黄岳山荘

    標高2,650m・Web・電話など・1泊2食 14,000円

    公式で確認
  • 黒百合ヒュッテ

    標高2,400m・Web・電話など・1泊2食 11,000円

    公式で確認
  • 高見石小屋

    標高2,300m・電話で予約・1泊2食 10,000円

    冬季は11.4から予約
  • 青苔荘

    標高2,115m・Web・電話など・1泊2食 11,000円

    2026年は4.1(計算)
  • 白駒荘

    標高2,115m・Web・電話など

    公式で確認
  • 青年小屋

    標高2,400m・電話で予約・1泊2食 11,500円

    公式で確認
  • しらびそ小屋

    標高2,097m・電話で予約・1泊2食 12,000円

    公式で確認
  • 湯元 本沢温泉

    標高2,100m・電話で予約・1泊2食 11,000円

    公式で確認

写真:Wikimedia Commons より(ライセンスに従って掲載。一覧の写真は表示用に縮小しています)