山小屋の1泊2食は、1万4,000円がまんなか。

春の梓川と残雪の穂高連峰(上高地)
写真:lienyuan lee/CC BY 3.0
かんたんに言うと

2026年の山小屋の1泊2食は、大人1人で1万〜1万7,600円で、まんなか(中央値)は14,000円でした(ソトビヨリが集めた43軒の集計)。北アルプスは16,000円前後、八ヶ岳と尾瀬は14,000円前後が中心です。素泊まりは6,000〜12,000円、テント場は1人1泊600〜2,000円でした。宿泊税や個室料金、休前日の加算で金額が変わるので、最後は小屋の公式で確かめてください。

山小屋に泊まると、いくらかかるのか。はじめての人がいちばん気にするところです。ソトビヨリは、北アルプス・八ヶ岳・尾瀬の山小屋とテント場48か所について、小屋の公式サイトで2026年の料金を確かめてデータにしています。この記事では、そのデータから山域ごとの相場と、小屋ごとの1泊2食・素泊まりの料金を表にしました。テント場の料金、長野県などの宿泊税、現金とカードの支払い、年度による料金の変わり方もあわせて見ていきます。中央値や平均は、ソトビヨリが独自に計算したものです。

この記事のポイント

  • 2026年の山小屋の1泊2食は、ソトビヨリの集計で43軒の中央値が14,000円、平均が14,342円、最安は高見石小屋の10,000円、最高は氷壁の宿 徳澤園(相部屋)の17,600円だった。
  • 2026年の1泊2食の中央値は、北アルプス16,000円、八ヶ岳14,000円、尾瀬14,000円で、北アルプスがいちばん高かった(ソトビヨリの集計)。
  • 2026年のテント場の料金は大人1人1泊600〜2,000円で、北アルプスの14か所はすべて2,000円、尾瀬の見晴・山ノ鼻は1,000円だった。
  • 長野県の宿泊税は2026年6月1日に始まり、素泊まり料金(税抜)6,000円以上の宿泊に1人1泊200円がかかる。料金に含める小屋と別に取る小屋がある。
  • 赤岳鉱泉・行者小屋は2026年5月30日の宿泊分から、オーレン小屋は2026年2月1日に料金を改定しており、山小屋の料金は年度の途中でも変わる。

山小屋の料金はいくら?1泊2食の相場(2026年)

2026年の山小屋の1泊2食は、大人1人で14,000円がまんなかでした。ソトビヨリのデータで、2026年の1泊2食の料金が確かめられた43軒の中央値です。平均は14,342円でした。

いちばん多かった金額は16,000円で、12軒ありました。その次が14,000円の10軒です。16,000円は北アルプス、14,000円は八ヶ岳と尾瀬に多く、山域によって相場がはっきり分かれます。

ここでいう1泊2食は、各小屋の料金表の基本の金額です。小屋によって、相部屋の料金だったり、2名以上で1部屋を使うときの1人分だったりと、前提が少しずつ違います。おおよその目安として見て、実際の金額は泊まる日と部屋で確かめてください。

集計に入れていないのは、料金表に年度の書かれていない黒百合ヒュッテ、料金の掲載がない白駒荘と徳沢ロッヂ、夕食付きのプランしかない尾瀬沼山荘、キャンプ場の小梨平です。

中央値と平均はソトビヨリの集計です

中央値・平均・件数は、ソトビヨリが小屋の公式で確かめた2026年の料金(2026年10月時点のデータ)から計算したものです。山小屋の団体や行政が出している数字ではありません。

はじめての山小屋泊(予約・持ち物・当日の流れ)山域から山小屋を探す

北アルプス・八ヶ岳・尾瀬で料金はどう違う?

1泊2食の相場は、北アルプスがいちばん高く、八ヶ岳と尾瀬は同じくらいでした。中央値は北アルプスが16,000円、八ヶ岳と尾瀬が14,000円です。

北アルプスは、槍ヶ岳山荘グループの5軒をはじめ、16,000円の小屋がまとまっています。2026年の1泊2食が16,000円だった12軒のうち、11軒が北アルプスの小屋でした。

八ヶ岳は、小屋ごとの差がいちばん大きい山域です。高見石小屋の10,000円から夏沢鉱泉の15,000円まで、5,000円の開きがあります。北八ヶ岳には1万円台前半の小屋が多く、赤岳や硫黄岳のまわりの南八ヶ岳は14,000円前後です。

尾瀬は12,000〜16,500円で、多くの小屋が部屋の人数や曜日で料金を分けています。同じ小屋でも、4人で1部屋に泊まるか、1人で個室に泊まるかで金額が大きく変わります。

山域別の1泊2食と素泊まりの料金(2026年・大人1人・ソトビヨリの集計)
山域1泊2食の中央値1泊2食の幅1泊2食の平均素泊まりの中央値
北アルプス(17軒)16,000円11,500〜17,600円15,718円11,000円
八ヶ岳(13軒)14,000円10,000〜15,000円12,885円10,500円
尾瀬(13軒)14,000円12,000〜16,500円14,000円10,000円
3山域の合計(43軒)14,000円10,000〜17,600円14,342円11,000円

北アルプスの山小屋の一覧八ヶ岳の山小屋の一覧尾瀬の山小屋の一覧

いちばん安い山小屋・高い山小屋は?

2026年の1泊2食がいちばん安かったのは、北八ヶ岳の高見石小屋の10,000円(グリーンシーズン)でした。素泊まりも6,000円で、48か所の中でいちばん安い金額です。

いちばん高かったのは、上高地の徳沢にある氷壁の宿 徳澤園の相部屋で、1泊2食17,600円でした。徳澤園や朝焼けの宿 明神館は、旅館に近い個室もある宿で、個室の1泊2食は1人2万円を超えます。

山域ごとの最安は、北アルプスが焼岳小屋の11,500円、尾瀬が弥四郎小屋の12,000円でした。焼岳小屋と弥四郎小屋の料金は、公式の料金表に年度が書かれていない現行の掲載額です。

北アルプスの山小屋の料金一覧(2026年)

北アルプスの上高地から登る小屋は、1泊2食15,500〜16,000円が中心です。素泊まりは9,800〜11,200円で、11,000円前後の小屋が多くなっています。

槍ヶ岳山荘グループの5軒(槍ヶ岳山荘・殺生小屋・槍沢ロッヂ・南岳小屋・岳沢小屋)は、料金がそろっていて、宿泊税200円と消費税を含んだ金額です。徳澤園と明神館は旅館に近い宿なので、ほかの小屋と分けて見てください。

北アルプス(上高地側)の山小屋の料金(2026年・大人1人・各小屋の公式で確認)
小屋1泊2食素泊まりメモ
槍ヶ岳山荘16,000円11,200円宿泊税込み。簡易個室は1室6,000円から
殺生小屋16,000円11,200円宿泊税込み
槍沢ロッヂ16,000円11,200円宿泊税込み
南岳小屋16,000円11,200円宿泊税込み
岳沢小屋16,000円11,200円宿泊税込み
ヒュッテ大槍16,000円11,000円宿泊税込み
北穂高小屋15,500円11,000円宿泊税込み
穂高岳山荘15,500円11,000円高山市の宿泊税込み
西穂山荘15,500円11,000円高山市の宿泊税込み。11/16からの冬期は1泊2食16,000円
涸沢ヒュッテ16,000円11,000円予約なしの宿泊は2,000円加算
涸沢小屋16,000円9,800円宿泊税200円は別
横尾山荘15,600円11,000円宿泊税は別。当日予約・予約なしは3,000円加算
蝶ヶ岳ヒュッテ16,000円11,000円宿泊税は別
徳本峠小屋16,000円10,000円宿泊税込み
氷壁の宿 徳澤園17,600円11,000円相部屋の料金。宿泊税は別
朝焼けの宿 明神館16,000円素泊まりなし相部屋の料金。宿泊税は別に現金
焼岳小屋11,500円9,000円年度の明記がない現行の掲載額。宿泊税は別
徳沢ロッヂ定額の掲載なし定額の掲載なし日によって料金が変わる

槍ヶ岳山荘の料金と予約涸沢ヒュッテの料金と予約氷壁の宿 徳澤園の料金と予約

八ヶ岳の山小屋の料金一覧(2026年)

八ヶ岳の山小屋は、1泊2食10,000〜15,000円です。赤岳鉱泉・行者小屋・硫黄岳山荘・根石岳山荘・オーレン小屋など、南八ヶ岳の主な小屋は14,000円にそろっています。

北八ヶ岳の高見石小屋・青苔荘や、湯元 本沢温泉、青年小屋は1万円台前半です。冬は冬季料金や暖房費がかかる小屋があり、夏と冬で金額が変わります。

八ヶ岳の山小屋の料金(2026年・大人1人・各小屋の公式で確認)
小屋1泊2食素泊まりメモ
赤岳鉱泉14,000円11,000円5/30泊から。入浴料込み、宿泊税は別に現金
行者小屋14,000円11,000円宿泊税は別
赤岳天望荘14,000円11,500円大部屋。4/1からの料金。宿泊税は別
赤岳頂上山荘13,000円10,000円日〜金曜。土曜・祝前日は15,000円
硫黄岳山荘14,000円11,000円宿泊税は別
根石岳山荘14,000円11,000円冬季(年末年始・1〜3月)は16,000円
夏沢鉱泉15,000円12,000円4/1〜11/30。冬季は17,000円。入湯税・宿泊税は別
オーレン小屋14,000円10,000円2/1に改定。宿泊税は別
黒百合ヒュッテ11,000円7,000円料金表に年度の記載なし。冬季は加算
高見石小屋10,000円6,000円11〜5月は暖房費1,000円。宿泊税は別
青苔荘11,000円電話予約のみ本館。新館は1,000円加算。宿泊税は別
しらびそ小屋12,000円8,500円夏季料金(6/5から)。宿泊税は別
青年小屋11,500円8,000円素泊まりは6/1に改定
湯元 本沢温泉11,000円8,000円本館相部屋。入湯税・宿泊税込み。冬期は暖房費1,000円
白駒荘料金データなし料金データなし公式で確認できず

八ヶ岳の山小屋の選び方(15軒を比較)八ヶ岳の冬の山小屋と冬季料金高見石小屋の料金と予約

尾瀬の山小屋の料金一覧(2026年)

尾瀬の山小屋は、1泊2食12,000〜16,500円です。至仏山荘・東電小屋・龍宮小屋・尾瀬沼ヒュッテなど14,000円の小屋が多く、1部屋に泊まる人数で料金を分ける小屋がほとんどです。

たとえば至仏山荘と東電小屋は、相部屋か4名以上で1室なら14,000円ですが、1名で1室を使うと27,000円になります。人数の少ない旅ほど、部屋の料金を先に確かめておくと安心です。

尾瀬の山小屋の料金(2026年・大人1人・各小屋の公式で確認)
小屋1泊2食素泊まりメモ
尾瀬沼ヒュッテ14,000円設定なし個室2名以上。個室1名15,000円。休前日は1,000円加算
長蔵小屋15,000円10,000円日祝前日は1,000円加算。オンライン事前決済で1,000円引き
尾瀬沼山荘夕食付き20,000円12,000円朝食ビュッフェは無料
至仏山荘14,000円10,000円相部屋か4名以上で1室。1名1室は27,000円
山の鼻小屋13,200円から9,000円から個室確約。部屋と人数で変わる
国民宿舎 尾瀬ロッジ16,500円12,000円から4〜6名室。1名室は18,000円
龍宮小屋14,000円9,500円4名以上。1名1室は16,000円
東電小屋14,000円10,000円至仏山荘と同じ料金のしくみ
弥四郎小屋12,000円設定なし年度の記載なしの掲載額。個室は1室4,000円加算
尾瀬小屋16,000円10,000円金土日祝前日は1,000円加算。相部屋は500円引き
原の小屋13,000円10,000円A・B日程。C日程は12,000円・素泊まり9,000円
燧小屋13,000円9,000円別に個室料金2,000円
桧枝岐小屋13,000円8,000円別に部屋代1室2,000円
温泉小屋14,300円素泊まりなし3名以上の個室。混雑時の相部屋は13,750円

尾瀬の山小屋の予約はいつから?至仏山荘の料金と予約

素泊まりと1泊2食、どちらが安い?個室・休前日の加算

素泊まりは、同じ小屋の1泊2食より2,500〜6,600円安く、差の中央値は4,500円でした(2026年、両方の料金がある38軒のソトビヨリの集計)。赤岳鉱泉・行者小屋・硫黄岳山荘など八ヶ岳の小屋は差が3,000円、槍ヶ岳山荘グループは4,800円です。

素泊まりにすると、夕食と朝食は自分で用意します。お湯を沸かす道具や食料を背負うことになるので、荷物は重くなります。自炊できる場所や火の扱いの決まりは小屋ごとに違うので、素泊まりにする前に確かめてください。

料金は、部屋の種類と曜日でも変わります。個室は1室ごとに加算する小屋(穂高岳山荘は6畳1室18,000円)と、1人あたりの料金が上がる小屋(至仏山荘・龍宮小屋・尾瀬ロッジ)があります。土曜や祝前日に1,000〜2,000円上がる小屋もあります。

  • 休前日の加算:赤岳頂上山荘(1泊2食13,000円→15,000円)、長蔵小屋・尾瀬小屋・尾瀬沼ヒュッテ(1,000円加算)
  • 予約なし・当日予約の加算:涸沢ヒュッテ2,000円、横尾山荘3,000円、涸沢小屋1,000円(前日までに予約がない場合の協力金)
  • 冬の加算:高見石小屋・湯元 本沢温泉は暖房費1,000円、根石岳山荘・夏沢鉱泉・西穂山荘は冬季料金

比べるときは「同じ条件」でそろえる

表の1泊2食は、相部屋の料金の小屋と、2名以上で個室を使うときの料金の小屋が混ざっています。何人で泊まるか、個室にするか、何曜日に泊まるかを決めてから、その条件の料金を小屋ごとに見比べてください。

お風呂・個室のある山小屋と個室の追加料金

テント場の料金は1人1泊いくら?

2026年のテント場の料金は、大人1人1泊600〜2,000円でした。北アルプスの上高地側の14か所は、すべて大人2,000円です。

八ヶ岳と尾瀬は、場所によって差があります。高見石小屋のテント場は1人600円でいちばん安く、尾瀬の見晴キャンプ場と山ノ鼻キャンプ場は1,000円です。青年小屋としらびそ小屋は、1人1,000円に1張500円を足すしくみです。

多くのテント場は予約がいらず、着いてから小屋で受け付けます。予約が必要なのは、尾瀬沼キャンプ場、青苔荘(白駒池)、徳本峠小屋(10名まで)と、2026年8月8〜14日の小梨平キャンプ場でした。

テント場の料金(2026年・大人1人1泊・各小屋の公式で確認)
山域テント場(受付)料金予約
北アルプス槍ヶ岳山荘・涸沢・横尾・徳沢・小梨平など14か所2,000円多くは不要(徳本峠は要予約)
八ヶ岳赤岳鉱泉・行者小屋・オーレン小屋2,000円不要
八ヶ岳青苔荘(白駒池)1,500円要予約(やまたんのみ)
八ヶ岳青年小屋・しらびそ小屋1,000円+1張500円不要
八ヶ岳高見石小屋600円予約不可・先着順
尾瀬尾瀬沼キャンプ場(尾瀬沼ヒュッテ)2,000円要予約
尾瀬見晴(燧小屋)・山ノ鼻(至仏山荘)1,000円不要

テント場は予約が必要?受付と料金

山小屋の宿泊税はいくら?長野県・松本市・高山市

長野県の山小屋に泊まると、2026年6月1日の宿泊分から、1人1泊200円の宿泊税がかかる場合があります。長野県の案内では、素泊まり料金(税抜)が6,000円未満の宿泊にはかかりません。2029年6月1日からは300円になります。

上高地の小屋がある松本市は、市の宿泊税もあります。松本市の案内では、県税100円と市税100円をあわせて200円で、長野県のほかの地域と合計は同じです。

岐阜県側の穂高岳山荘と西穂山荘は高山市にあります。高山市の宿泊税は2025年10月1日に始まり、宿泊料金1万円未満は100円、1万円以上3万円未満は200円、3万円以上は300円です。2軒とも、料金表は高山市の宿泊税を含んだ金額です。

山小屋の宿泊税の扱い(2026年・公式の案内とソトビヨリのデータ)
地域税額(1人1泊)料金に含む小屋の例別に払う小屋の例
長野県(八ヶ岳・上高地)200円(2029/6/1から300円)槍ヶ岳山荘グループ、北穂高小屋、ヒュッテ大槍、徳本峠小屋、湯元 本沢温泉赤岳鉱泉、行者小屋、オーレン小屋、涸沢小屋、横尾山荘、蝶ヶ岳ヒュッテ
岐阜県高山市100〜300円(料金で3段階)穂高岳山荘、西穂山荘データになし
尾瀬(群馬県・福島県)データに記載なし——

事前決済でも、宿泊税は現地で払うことがある

赤岳鉱泉や明神館は、宿泊税を料金とは別に現金で払うと案内しています。Webでカード決済した場合でも、現地で現金が要るかどうかを予約の画面や小屋の案内で確かめてください。尾瀬の14軒は、2026年10月時点のソトビヨリのデータでは料金に宿泊税の記載がありません。

山小屋の支払い方法は?現金のみの小屋とカードが使える小屋

山小屋は、今も現金のみの小屋が多くあります。2026年のデータでは、赤岳鉱泉・行者小屋・高見石小屋・原の小屋・燧小屋・龍宮小屋・弥四郎小屋・徳本峠小屋・ヒュッテ大槍が、現地の支払いを現金のみとしていました。

一方で、穂高岳山荘はカード・タッチ決済・交通系ICなどが使えます。長蔵小屋・尾瀬小屋・尾瀬沼ヒュッテ・尾瀬ロッジもカードが使えますが、尾瀬小屋と尾瀬ロッジは「通信や電波の状態で使えない場合がある」としています。

Web予約でカードの事前決済をする小屋も増えています。槍ヶ岳山荘グループの5軒は、Web予約が事前決済制です。北穂高小屋・涸沢ヒュッテ・黒百合ヒュッテ・オーレン小屋・桧枝岐小屋は、山小屋の予約サイト「やまたん」でカード決済します。

山小屋の支払い方法(2026年・各小屋の公式で確認)
支払い小屋の例注意
現地で現金のみ赤岳鉱泉、行者小屋、高見石小屋、原の小屋、燧小屋、龍宮小屋、弥四郎小屋、徳本峠小屋、ヒュッテ大槍1,000円札を多めに持つ
現地でカードも使える穂高岳山荘、長蔵小屋、尾瀬小屋、尾瀬沼ヒュッテ、尾瀬ロッジ、横尾山荘、明神館宿泊費のみカード可の小屋がある
カード不可・QR決済は可氷壁の宿 徳澤園(PayPay)、山の鼻小屋(PayPayなど)カードは使えない
Web予約はカード事前決済槍ヶ岳山荘グループ5軒、北穂高小屋、涸沢ヒュッテ、蝶ヶ岳ヒュッテ、オーレン小屋現地での売店などは別

山小屋の予約のコツ(キャンセル料と支払い)

宿泊代のほかにかかるお金(お弁当・水・充電・お風呂)

山小屋では、宿泊代のほかにも小さな出費があります。2026年のデータで多かったのは、お弁当、飲み水、スマートフォンの充電、テント泊の人の入浴です。

お弁当は800〜2,000円でした。オーレン小屋と青年小屋はおにぎり2個で800円、蝶ヶ岳ヒュッテと涸沢ヒュッテは2,000円です。飲み水は、穂高岳山荘と北穂高小屋が泊まる人とテント泊の人のほかは1L200円、槍ヶ岳山荘は泊まる人のほかは1L200円としています。

充電は、泊まる人は無料の小屋が多い一方、テント泊や通りがかりの人は有料の小屋があります。槍ヶ岳山荘と南岳小屋は30分100円、蝶ヶ岳ヒュッテはテント泊1回200円、尾瀬小屋は1回100円、高見石小屋は1時間100円、しらびそ小屋は200円でした。

テント泊の人が小屋のお風呂に入るときは、赤岳鉱泉(5〜10月)とオーレン小屋が1,000円です。上高地の小梨平キャンプ場の浴場は、泊まる人が700円でした。

山小屋の料金は毎年変わる?2026年の改定の例

山小屋の料金は、年度ごと、ときには年度の途中でも変わります。2026年も、シーズンの途中で料金を改定した小屋がいくつもありました。

赤岳鉱泉と行者小屋は、2026年5月30日の宿泊分から料金を改定し、1泊2食は14,000円になりました。オーレン小屋は2026年2月1日に改定し、1泊2食14,000円です。赤岳天望荘は2026年4月1日からの料金、しらびそ小屋は6月5日からの夏季料金を出しています。青年小屋は、宿泊税が始まるのにあわせて6月1日から素泊まりを8,000円にしました。

料金表に年度が書かれていない小屋もあります。黒百合ヒュッテ・焼岳小屋・弥四郎小屋の料金は、公式に年度の記載がない掲載額です。来年の計画を立てるときは、この記事の金額を目安にとどめ、予約の前に公式の料金表を見直してください。

  1. 泊まる日と人数、部屋を決める

    曜日(休前日か)、人数、相部屋か個室かで金額が変わります。先に条件を決めておきます。

  2. 小屋の公式の料金表を開く

    表の上や下にある「◯年◯月◯日から」「宿泊税別」などの注意書きまで読みます。

  3. 加算と割引を足し引きする

    個室料金、休前日、冬季料金や暖房費、事前決済の割引などを足し引きして、1人の合計を出します。

  4. 支払い方法と現金の額を確かめる

    現金のみか、宿泊税を別に現金で払うかを確かめ、必要な現金を用意します。

予約開始のカレンダー泊まりたい日から予約開始日を逆算する

山小屋の料金でよくある失敗

料金でのつまずきは、金額そのものより「思っていた条件と違った」ことから起きます。次のような例に気をつけてください。

  • 1人で個室を選んで、相部屋の倍近い料金になった(至仏山荘・東電小屋は1名1室27,000円、相部屋は14,000円)
  • 土曜泊なのに平日の料金で予算を組み、休前日の加算を見落とした
  • カードが使えると思って現金を少なくしか持たず、現金のみの小屋で困った
  • Webで事前決済したので支払いは終わったと思い、宿泊税の現金を用意していなかった
  • 前の年のブログや料金表を見て、改定後の料金との差に驚いた
  • 予約なしで行って、当日の加算料金(2,000〜3,000円)がかかった

現金は少し多めに

山の上にはATMがありません。宿泊代のほか、水や飲み物、お弁当、充電などに現金が要る小屋もあります。カードが使える小屋でも、通信の状態で使えないことがあると案内しています。

山小屋の料金チェックリスト

予約の前と出発の前に、次のことを確かめておきましょう。

  • 泊まる日の曜日(休前日か)と、部屋の種類(相部屋・個室)を決めた
  • 小屋の公式で、今年度の料金表と改定日を確かめた
  • 個室料金・休前日・冬季料金・暖房費などの加算を足した
  • 宿泊税が料金に含まれるか、別に払うかを確かめた
  • 現地の支払いが現金のみか、カードやQR決済が使えるかを確かめた
  • テント泊なら、テント場の料金と予約の要否を確かめた
  • 水・お弁当・充電など、宿泊代のほかにかかる分の現金を用意した
  • 気になる小屋をマイソトビヨリに保存して、予約開始日を見落とさないようにした

マイソトビヨリに山小屋を保存する

まとめ

  • 2026年の山小屋の1泊2食は、ソトビヨリの集計で中央値14,000円、平均14,342円(43軒)。
  • 中央値は北アルプス16,000円、八ヶ岳14,000円、尾瀬14,000円。最安は高見石小屋の10,000円、最高は徳澤園(相部屋)の17,600円。
  • 素泊まりは6,000〜12,000円(中央値11,000円)、テント場は大人1人1泊600〜2,000円。
  • 長野県の宿泊税は2026年6月1日から1人1泊200円。料金に含める小屋と別に現金で払う小屋がある。
  • 現金のみの小屋が多く、料金は年度の途中でも変わる。予約の前に公式の料金表を確かめる。

よくある質問

山小屋の1泊2食はいくらですか?

2026年は大人1人で10,000〜17,600円で、ソトビヨリが集計した43軒の中央値は14,000円でした。北アルプスは16,000円前後、八ヶ岳と尾瀬は14,000円前後が中心です。

山小屋の素泊まりはいくらですか?

2026年は6,000〜12,000円で、39軒の中央値は11,000円でした(ソトビヨリの集計)。いちばん安いのは高見石小屋の6,000円です。素泊まりの設定がない小屋もあります。

テント場の料金はいくらですか?

2026年は大人1人1泊600〜2,000円でした。北アルプスの上高地側は2,000円、尾瀬の見晴・山ノ鼻は1,000円、尾瀬沼キャンプ場は2,000円(要予約)です。

山小屋にも宿泊税はかかりますか?

長野県では2026年6月1日の宿泊分から、素泊まり料金(税抜)6,000円以上の宿泊に1人1泊200円の宿泊税がかかります。料金に含めている小屋と、別に現金で払う小屋があります。岐阜県高山市の穂高岳山荘・西穂山荘は、高山市の宿泊税を含む料金です。

山小屋ではクレジットカードが使えますか?

小屋によります。穂高岳山荘や尾瀬小屋、長蔵小屋などは使えますが、赤岳鉱泉・行者小屋・原の小屋・燧小屋・龍宮小屋などは現金のみです(2026年)。Web予約でカードの事前決済をする小屋もあります。

いちばん安く泊まれる山小屋はどこですか?

ソトビヨリのデータ(2026年)では、北八ヶ岳の高見石小屋が1泊2食10,000円・素泊まり6,000円でいちばん安い料金でした。冬(11〜5月)は暖房費1,000円が加わります。

1人で個室に泊まるといくらかかりますか?

小屋によって大きく違います。至仏山荘・東電小屋は1名1室で1泊2食27,000円、龍宮小屋は16,000円、尾瀬ロッジは18,000円でした(2026年)。穂高岳山荘・涸沢小屋・蝶ヶ岳ヒュッテは、個室を2名から(基本2名以上)としています。

来年(2027年)の山小屋の料金はもう出ていますか?

2026年10月時点のソトビヨリのデータでは、2027年の料金を出している小屋はありません。2026年も年度の途中で改定した小屋があるので、予約の前に公式の料金表を確かめてください。

出典と確認日

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この記事に出てくる山小屋

  • 槍ヶ岳山荘

    標高3,060m・Web・電話など・1泊2食 16,000円

    2026年は3.27(計算)
  • 穂高岳山荘

    標高2,996m・Web・電話など・1泊2食 15,500円

    2026年は4.20
  • 涸沢ヒュッテ

    標高2,300m・Web・電話など・1泊2食 16,000円

    2026年は3.27
  • 氷壁の宿 徳澤園

    標高1,560m・電話で予約・1泊2食 17,600円

    公式で確認
  • 焼岳小屋

    電話で予約・1泊2食 11,500円

    2026年は5.21(計算)
  • 赤岳鉱泉

    標高2,220m・Web・電話など・1泊2食 14,000円

    冬季は11.9から予約
  • 行者小屋

    標高2,340m・Web・電話など・1泊2食 14,000円

    年末年始は11.9から予約
  • オーレン小屋

    標高2,330m・Webで予約・1泊2食 14,000円

    2026年は2.1
  • 高見石小屋

    標高2,300m・電話で予約・1泊2食 10,000円

    冬季は11.4から予約
  • 夏沢鉱泉

    標高2,060m・Web・電話など・1泊2食 15,000円

    公式で確認
  • 至仏山荘

    Web・電話など・1泊2食 14,000円

    2026年は3.9
  • 龍宮小屋

    電話で予約・1泊2食 14,000円

    公式で確認
  • 国民宿舎 尾瀬ロッジ

    Web・電話など・1泊2食 16,500円

    公式で確認
  • 弥四郎小屋

    Web・電話など・1泊2食 12,000円

    2026年は2.3

写真:Wikimedia Commons より(ライセンスに従って掲載。一覧の写真は表示用に縮小しています)