登山靴は、行く山の道と荷物の重さで「足首の高さ(カット)」と「ソールの硬さ」を決め、防水透湿の素材のものから選びます。サイズは登山用の靴下をはき、足がむくむ午後に試して、つま先に指1本ほどのすき間があり、下りでつま先が当たらないものを選びます。買ったら低い山や近所で慣らしてから本番に使います。
登山靴は、山の道具の中でも合う・合わないがはっきり出る道具です。合わない靴で長い下りを歩くと、つま先が当たって爪を痛めたり、かかとに靴ずれができたりします。反対に、行く山に合った形と、足に合ったサイズの靴なら、岩や木の根のある道でも足もとが安定します。この記事では、特定の商品を挙げずに、形の選び方とサイズの合わせ方を、靴メーカーの公式の説明と、警察庁の遭難の統計をもとにまとめます。
この記事のポイント
- 警察庁によると、2026年7〜8月の山岳遭難者839人のうち、いちばん多い原因は転倒(193人)で、次いで道迷い(166人)、滑落(131人)だった。
- 登山靴メーカーのキャラバンは、ハイカットを重い荷物や縦走・岩の多い道向け、ミドルカットを日帰り登山や富士登山向けと案内している。
- キャラバンは、つま先に指1本ほどのすき間があり、下りでつま先が前に当たらないサイズを理想としている。
- アシックスは、人の足は朝と夕方で0.5〜1.0cmほど大きさが違うといわれるとして、靴はなるべく午後に買うよう勧めている。
- 日本の靴のサイズ表示は、1983年に制定されたJIS S 5037(靴のサイズ)にもとづき、足の長さと足のまわりの長さで表す。
登山靴とスニーカーの違いは?なぜ登山靴が要るのか
登山靴は、でこぼこの道で足を支え、岩や木の根、ぬかるみで滑りにくく、雨でも中が濡れにくいように作られた靴です。スニーカーとのいちばんの違いは、靴そのものが足を支える力と、ソール(靴底)のグリップ(滑りにくさ)にあります。
警察庁の「令和8年夏期における山岳遭難の概況」によると、2026年7〜8月の遭難者839人のうち、いちばん多い原因は転倒で193人でした。滑落も131人います。警察庁は滑落や転落を防ぐために、手入れされた登山靴などの装備を状況に応じて使いこなすよう呼びかけています。
登山靴は、足首を支え、石を踏んでも足の裏が痛くなりにくく、下りでも足が靴の中で前にずれにくく作られています。舗装された遊歩道ならスニーカーでも歩けますが、登山道に入るなら、登山靴を用意してください。
最初に決めるのは「どこを歩くか」
登山靴は、ハイキング用から雪山用まで幅があります。値段や見た目より先に、いちばん多く歩く道(整った登山道か、岩の多い稜線か)と、荷物の重さ(日帰りか、テント泊か)を決めると、選ぶ範囲が絞れます。
トレイルランニングシューズで登山してもいい?
トレイルランニングシューズは、山道を走るために軽く作られた靴で、整った登山道を軽い荷物で歩くなら使う人もいます。ただ、足首を支える力や、ソールの硬さ、防水の面では、多くの登山靴とは考え方が違います。はじめての登山や、荷物の重い山小屋泊・テント泊、岩の多い道では、登山靴を選ぶほうが安心です。
ハイカット・ミドルカット・ローカットの違い
登山靴は、足首まわりの高さで、ハイカット、ミドルカット、ローカットの3つに分けられます。足首を高く覆うほど足を支える力が強くなり、低いほど足首が動かしやすく軽くなります。
登山靴メーカーのキャラバンは、ハイカットは足全体を支えて不整地を歩きやすく、重い荷物や縦走、岩の多い道向け、ミドルカットは歩きやすさと足首のホールドの両立で日帰り登山や整備された登山道向け、ローカットは足首が動かしやすく、整った道やハイキング向けと案内しています。
| 形 | 特徴 | 向いている道・山行 |
|---|---|---|
| ハイカット | 足首まで覆い、靴が足全体を支える | 重い荷物、テント泊、縦走、岩の多い道 |
| ミドルカット | 歩きやすさと足首の支えの両立 | 日帰り登山、整備された登山道、富士登山 |
| ローカット | 足首が動かしやすく軽い | 整った道、ハイキング、里山歩き |
北アルプスの山小屋(岩の多い稜線)尾瀬の山小屋(木道が中心の山域)
はじめての一足はミドルカットかハイカットを
日帰りの登山から始め、いずれ山小屋泊もしたいと考えているなら、ミドルカットかハイカットから選ぶと使える場面が広がります。ローカットは軽くて歩きやすい反面、石の多い下りで足首をひねりやすく、すき間から小石や雨が入りやすくなります。ローカットを選ぶのは、整った道を歩くことが多い人や、歩き慣れてからでも遅くありません。
靴の重さも比べる
足首が高く、ソールが硬い靴ほど、重くなる傾向があります。足もとの重さは、一歩ごとに持ち上げることになるので、長い山行では疲れ方にかかわります。必要な支えと丈夫さを決めたうえで、同じくらいの作りなら軽いほうを選ぶ、という順番で比べるとよいでしょう。
登山靴は防水が必要?防水透湿素材の役目
登山靴は、防水で、しかも中の湿気を逃がす防水透湿の素材のものを選びます。山の天気は急に変わり、足もとが濡れると冷えやまめの原因になるからです。キャラバンも、登山靴に必要な条件として、天候を問わない防水透湿の性能を挙げています。
防水透湿の素材は、外からの雨は通さず、足から出る汗の湿気は外へ逃がす仕組みです。ただ、汗をたくさんかく夏の登りでは、どうしても中が湿ってきます。登山用の靴下は、汗を吸って乾きやすいウールや化学繊維のものを選ぶと、蒸れが気になりにくくなります。
朝露の草原、雪の残る道、ぬかるんだ道でも、防水の靴なら足を濡らさずに歩けます。ただし、深い水たまりや沢を渡るときは、履き口から水が入れば中まで濡れます。防水だからと水の中を歩くのは避けましょう。
雨の多い季節や、残雪のある時期に歩く人ほど、防水の性能が役に立ちます。晴れの日だけ歩くつもりでも、山では朝露や霧で足もとが濡れることがあるので、防水の靴を選んでおくと安心です。
防水の性能は、使ううちに落ちていく
防水の靴も、長く使うと、生地の表面が水をはじきにくくなったり、こすれるところが傷んだりします。表面が水を吸って黒っぽくなってきたら、メーカーの案内に従って手入れをします。何年も使った靴で、晴れの日でも中が湿るようなら、買いかえも考えてください。
ソールの硬さとグリップの選び方
ソールは、硬いほど岩の上や小さな足場で安定し、柔らかいほどよく曲がって歩きやすくなります。荷物が重いほど、岩が多いほど、硬めのソールが向いています。
キャラバンは、ソールの硬さを3つに分け、柔らかいものはハイキングや里山歩き、中間は日帰り登山や低い山、富士登山、硬いものは重い荷物の登山や縦走、岩の多い道向けとしています。
店では、靴を両手で持って、つま先とかかとを近づけるように曲げてみると、硬さの違いがわかります。よく曲がる靴は平らな道で歩きやすく、ほとんど曲がらない靴は岩の上で足を支えてくれます。何足か比べると、自分の行く山に合う硬さがつかみやすくなります。
| ソールの硬さ | 歩いたときの感じ | 向いている山行 |
|---|---|---|
| 柔らかい | スニーカーのようによく曲がる | ハイキング、里山歩き、キャンプ |
| 中間 | ほどよく曲がり、歩きやすい | 日帰り登山、低い山、富士登山 |
| 硬い | 曲がりにくく、小さな足場にも乗りやすい | 重い荷物の登山、縦走、岩の多い道 |
グリップは「溝の深さ」と「ゴムの性質」で決まる
ソールの溝が深く間隔が広いものは、泥がつまりにくく、ぬかるみや土の道で滑りにくくなります。一方で、ぬれた岩や木道では、ゴムの性質も滑りにくさにかかわります。溝がすり減ると、どんな靴でも滑りやすくなるので、ソールの減り方はときどき確かめておきます。
登山靴のサイズの決め方:足の長さとまわりを測る
登山靴のサイズは、まず自分の足の長さ(足長)と、足のまわりの長さ(足囲)を知ることから始めます。日本の靴のサイズ表示は、1983年に制定されたJIS S 5037(靴のサイズ)にもとづいていて、足長と足囲などで表します。
アシックスの説明では、足長はかかとから、人差し指の中心を通る線にそって、いちばん長い指の先までを測ります。足囲は、足の指の付け根の、骨が出っ張っているところのまわりを巻き尺で測ります。
登山靴は、ふだんの靴より少し大きめが合うことが多いです。キャラバンは、ふだんの靴のサイズより0.5〜1.0cmほど大きめのサイズで試し履きし、サイズ感を確かめるとよいとしています。ただし大きすぎると、靴の中で足が動いて靴ずれのもとになります。最後は、試し履きで決めます。
試し履きは、午後に
足は、一日のうちでも大きさが変わります。アシックスは、人の足は朝と夕方で0.5〜1.0cmほど大きさが違うといわれるとして、なるべく午後に靴を買うよう勧めています。山では長く歩いて足がむくむので、むくんだ状態で合わせておくと、下りで窮屈になりにくくなります。
左右で足の大きさが違うとき
左右の足の大きさは、少し違うことがよくあります。足を測るときは両足とも測り、大きいほうの足に合わせて選びます。小さいほうの足は、靴ひものしめ方や、インソール、靴下の厚さで調整します。どちらの足でも、つま先が当たらないかを試し履きで確かめてください。
お店での試し履きの手順
登山靴は、かならず試し履きをしてから買います。キャラバンの公式のフィッティングの説明をもとに、試し履きの手順をまとめました。
試し履きには、時間に余裕を持って行きます。両足に履いて店の中を10分ほど歩くと、はじめは気にならなかった当たりがわかることがあります。ふだん使っているインソールがあれば、持っていって一緒に試します。
登山用の靴下をはく
ふだんの薄い靴下ではなく、山ではく登山用の靴下で試します。店に試し履き用の靴下があることもあります。
ひもをつま先までゆるめて足を入れる
かかとを床にとんとんと当てて、かかとを靴のうしろに合わせます。足首は立っているときと同じ角度にします。
つま先側から順にひもをしめる
ひもの交差しているところを、つま先側から1つずつ引いてしめます。いちばん上のフックは、しめすぎないようにします。
座ったまま、指を動かす
足の甲を手でさわって強く当たるところがないか、指を動かして痛いところやゆとりを確かめます。
坂や階段で上り下りする
店の傾斜台や階段で、登りでかかとが浮かないか、下りでつま先が前に当たらないかを、時間をかけて確かめます。
インソールを出して足を乗せてみる
インソール(中敷き)を外し、かかとを合わせて足を乗せ、つま先に指1本ほどのすき間があるか、足の幅がはみ出していないかを見ます。
いくつかの型を履き比べる
同じサイズでも、型によって足の幅や甲の高さの合い方が違います。キャラバンも、いくつかの型を履き比べて、時間をかけて合わせることを勧めています。足の幅が狭い、甲が低いといった場合は、インソールで調整できることもあるので、店のスタッフに相談してみてください。
サイズが合っているかの見分け方
サイズが合っている登山靴は、つま先に指1本ほどのすき間があり、かかとが浮かず、下りでつま先が前に当たらない靴です。合っていない靴は、山の中で、まめ、靴ずれ、爪の痛みとなってあらわれます。
試し履きでは小さな違和感でも、山で何時間も歩くと痛みに変わることがあります。少しでも当たるところがあれば、サイズや型を変えて試すか、店のスタッフに相談してから決めてください。
| 見るところ | 合っているとき | 合っていないときのサイン |
|---|---|---|
| つま先 | 指1本ほどのすき間がある | 下りでつま先が前に当たる |
| かかと | 登りでかかとが浮かない | かかとが上下に動き、こすれる |
| 足の幅 | インソールから大きくはみ出さない | 小指や親指の付け根が当たる |
| 足の甲 | 手でさわって強い当たりがない | ひもをしめると甲が痛い |
| 足首 | 立って動いても違和感がない | 履き口が当たる、しめつけられる |
ひものしめ方でも合い方は変わる
登りでは足首をゆるめに、下りでは足首をしっかりしめると、足が前にずれにくくなります。休憩のときにひもをしめ直すだけで、つま先の痛みがやわらぐこともあります。試し履きのときに、しめ方を変えて違いを感じておくと、山でも調整しやすくなります。
登山靴の慣らし:買ったらすぐ山へ行かない
新しい登山靴は、山へ行く前に近所や低い山で履いて、足になじませます。買ったばかりの靴は、革や生地が硬く、足のどこに当たるかまだわからないからです。
はじめは家の中や近所の散歩で短い時間履き、次に坂や階段のある道、その次に日帰りの低い山、というように少しずつ距離と時間を延ばします。当たるところがあれば、その場所と、どのくらい歩いたら痛くなったかをメモしておくと、靴ひものしめ方を変えるか、店で調整してもらうかを決めやすくなります。
山小屋泊やテント泊、長い縦走など、大切な山行で新しい靴を初めて履くのは避けてください。慣らしの途中で合わないとわかったら、無理に履き続けず、買った店に相談します。
靴ずれを防ぐための準備
慣らしで当たりやすいところがわかったら、山行の前に、その場所に靴ずれを防ぐテープをはっておく方法もあります。山では、痛みを感じたらがまんせずに早めに立ち止まり、靴下のしわを直したり、ひもをしめ直したりします。救急用品の中に、絆創膏やテープを入れておくと安心です。
季節と山で選ぶ:夏山・富士山・雪山
夏の日帰りや山小屋泊なら、ミドルカットからハイカットで、中間くらいの硬さのソールの、防水透湿の登山靴がひとつの目安です。キャラバンは、富士登山にはミドルカットからハイカットで、柔らかすぎない中間くらいのソールが合うとしています。
テント泊で荷物が重くなる人や、北アルプスの岩の多い稜線を歩く人は、ハイカットで硬めのソールを考えます。残雪の多い時期や雪山では、アイゼン(靴につける爪)をつけられる靴が必要になります。雪山の靴は夏の登山靴とは別の道具なので、雪山を考えるときは、経験のある人やガイド、山小屋の案内に、必要な装備を確かめてください。
木道や湿原を歩く山
尾瀬のように木道を長く歩く山では、ぬれた木道で滑りにくいことと、長い距離を歩いても疲れにくいことが大切です。足首を大きく使う岩場は少ないので、ミドルカットで中間くらいの硬さのソールの靴が歩きやすいことが多いです。木道はぬれると滑りやすいので、どんな靴でも足もとに気をつけて歩きます。
登山靴の手入れと買いかえの目安
山から帰ったら、靴ひもをゆるめ、インソールを出して、泥や砂を落とし、風通しのよい日陰で乾かします。直射日光やストーブの近くで急に乾かすと、革や接着が傷むことがあります。手入れのしかたや使える道具は、靴の素材によって違うので、メーカーの案内に従ってください。
ソールの溝がすり減ってきた、ソールが本体からはがれかけている、防水が効かなくなってきた、といったときは、修理か買いかえを考えます。長く履いていない靴は、久しぶりに履いたときにソールがはがれることもあるので、山へ行く前に一度近所で履いて確かめておくと安心です。
靴をしまう場所は、湿気の少ない、風通しのよいところを選びます。箱や袋に入れたまま長く置くと、湿気がこもってカビが出たり、ソールのゴムが傷みやすくなったりします。シーズンの前には、靴ひもが切れかけていないかも確かめておきます。
登山靴選びでよくある失敗
登山靴を選ぶときに、つまずきやすいところをまとめました。
- ふだんの靴と同じサイズで選び、下りでつま先が当たって爪を痛める。
- 薄い靴下で試し履きし、登山用の靴下をはくと窮屈になる。
- 午前中に試し履きして、山で足がむくむと窮屈になる。
- 平らな床だけで試し、傾斜台や階段で下りを確かめなかった。
- 見た目や軽さだけでローカットを選び、石の多い下りで足首をひねる。
- 買ったばかりの靴で、いきなり山小屋泊や長い縦走に出かける。
- 何年も履いていない靴で山へ行き、途中でソールがはがれる。
- 片方の足だけ試し履きして、もう片方の足が当たることに山で気づく。
- 下りでひもをゆるめたまま歩き、足が靴の中で前にずれてつま先を痛める。
登山靴を選ぶときのチェックリスト
お店に行く前と、試し履きのときに確かめることをまとめました。
- いちばん多く歩く道と、荷物の重さを決めたか
- 足首の高さ(ハイカット・ミドルカット・ローカット)を決めたか
- 防水透湿の素材の靴か
- ソールの硬さが、行く山と荷物に合っているか
- 足長と足囲を測ったか
- 午後に、登山用の靴下をはいて試し履きしたか
- つま先に指1本ほどのすき間があるか
- 傾斜台や階段で、登りでかかとが浮かず、下りでつま先が当たらないか
- いくつかの型を履き比べたか
- 買ったあと、近所や低い山で慣らす予定を立てたか
まとめ
- 登山靴は、歩く道と荷物の重さで、足首の高さとソールの硬さを決める。はじめてならミドルカットかハイカットから。
- 防水透湿の素材を選び、靴下は汗を吸って乾きやすい登山用のものを合わせる。
- 足長と足囲を測り、午後に登山用の靴下で試し履きする。つま先に指1本ほどのすき間が目安。
- 傾斜台や階段で、登りでかかとが浮かず、下りでつま先が当たらないかを確かめる。
- 買ったら近所や低い山で慣らし、大切な山行で新しい靴を初めて履かない。
よくある質問
登山靴はハイカットとローカットのどちらがいいですか?
重い荷物や岩の多い道を歩くならハイカット、日帰りや整った登山道ならミドルカット、整った道のハイキングならローカットが目安です。はじめての一足なら、ミドルカットかハイカットを選ぶと使える場面が広がります。
登山靴は普段の靴より何センチ大きくすればいいですか?
登山靴メーカーのキャラバンは、ふだんの靴より0.5〜1.0cmほど大きめで試し履きして、サイズ感を確かめるとよいとしています。最終的には、つま先に指1本ほどのすき間があり、下りでつま先が当たらないかで決めます。
登山靴を買うのは何時ごろがいいですか?
午後がおすすめです。アシックスは、人の足は朝と夕方で0.5〜1.0cmほど大きさが違うといわれるとして、なるべく午後に買うよう勧めています。山では足がむくむので、むくんだ状態で合わせると下りで窮屈になりにくくなります。
登山靴の慣らしはどのくらい必要ですか?
決まった期間はありません。家の中や近所の散歩から始め、坂や階段のある道、日帰りの低い山と、少しずつ距離と時間を延ばします。当たるところがなくなってから、山小屋泊や長い山行に使います。
防水の登山靴は夏でも蒸れませんか?
防水透湿の素材は湿気を外に逃がしますが、汗をたくさんかく夏の登りでは中が湿ってきます。汗を吸って乾きやすいウールや化学繊維の登山用の靴下を合わせると、蒸れが気になりにくくなります。
スニーカーで登山してもいいですか?
舗装された遊歩道なら歩けますが、登山道ではおすすめしません。2026年7〜8月の山岳遭難でいちばん多かった原因は転倒(193人)でした。足を支え、滑りにくいソールの登山靴を用意してください。
富士登山にはどんな登山靴がいいですか?
キャラバンは、富士登山にはミドルカットからハイカットで、柔らかすぎない中間くらいの硬さのソールが合うとしています。砂や小石が入りにくいよう、足首まで覆う靴を選ぶと安心です。
登山靴は何年くらい使えますか?
履く回数や手入れで大きく変わるので、年数では決められません。ソールの溝がすり減った、ソールがはがれかけている、防水が効かなくなった、といったときに、修理か買いかえを考えます。
出典と確認日
- キャラバン 登山靴の正しいフィッティング方法(2026-10-13確認)
- キャラバン 目的に応じた登山靴の選び方(2026-10-13確認)
- アシックス シューズの選び方(朝と夕方の足の大きさ)(2026-10-13確認)
- アシックス ウォーキング シューズサイズの選び方ガイド(JIS S 5037・足の測り方)(2026-10-13確認)
- 警察庁 令和8年夏期における山岳遭難の概況(2026-10-13確認)





