登山用のレインウェアは、上着とパンツに分かれた「上下セパレート」で、防水と透湿(汗の湿気を外へ逃がすこと)の両方を備えたものを選びます。耐水圧と透湿度の数字は、JISのどの試験方法で測ったかを確かめ、同じ方法どうしで比べます。重さ・季節・体に合うかは、試着して決めます。
山の雨は、街の雨とは違います。風といっしょに横から吹きつけ、気温も標高が上がるほど下がります。濡れたまま風に当たると体が冷え、動けなくなることもあります。だから登山では、傘やコンビニの雨合羽ではなく、登山用のレインウェアを持っていきます。この記事では、特定の商品を挙げずに、カタログの数字の読み方と、自分に合う一着を選ぶための考え方を、JISや気象庁、警察庁の公式の資料をもとに説明します。
この記事のポイント
- 警察庁は2026年夏の山岳遭難の概況で、登山に必要な装備の例として雨具(レインウェア)を挙げている。
- 耐水圧はJIS L 1092(2025年1月改正)の静水圧法などで測る数字で、生地に水圧をかけて裏に水がしみ出たときの圧力を表す。
- 透湿度はJIS L 1099(2021年8月改正)で測り方が決まっていて、塩化カルシウム法と酢酸カリウム法など方法が違う数字は比べられない。
- 気象庁は標高による気温の補正に100mにつき0.6℃の減り方を使っており、標高3,000mでは平地より約18℃低くなる計算になる。
- 登山では、風でめくれにくく足もとまで覆える上下セパレートのレインウェアが基本で、ポンチョは平らな道や補助として使う。
登山用レインウェアとは?傘や雨合羽との違い
登山用レインウェアは、雨を通さず、体から出る汗の湿気は外へ逃がす生地でできた上着とパンツのことです。傘や薄い雨合羽との違いは、風の中でも体を覆い続けられることと、歩いて汗をかいても中が濡れにくいことにあります。
山では両手を使う場面が多く、傘は差していられません。稜線(山の尾根の上の道)では強い風が吹き、薄いビニールの雨合羽はばたついたり破れたりします。湿気を逃がさない素材だと、雨に濡れなくても汗で中の服が濡れ、休んだとたんに体が冷えます。
警察庁の「令和8年夏期における山岳遭難の概況」では、2026年7〜8月の遭難者は839人で、遭難を防ぐための装備の例として、登山靴やヘルメットとならんで雨具(レインウェア)が挙げられています。晴れの予報でも、レインウェアは必ずザックに入れておく物と考えてください。
レインウェアは「防寒着」にもなる
雨が降っていなくても、風が強い稜線や朝晩の冷え込みでは、レインウェアを着ると風を防げます。夏の山でも、雨具と防寒着の両方の役目をする一着として選ぶと、使う場面が増えます。
日帰りの低い山でもレインウェアは要る?
要ります。日帰りの山でも、道に迷ったり、けがで動けなくなったりすると、予定より長く山にいることになります。警察庁のまとめでは、2026年7〜8月の遭難者839人のうち、転倒が193人、道迷いが166人でした。思わぬ時間まで山にいることになったとき、雨と風から体を守れるかどうかが大きな差になります。
耐水圧とは?数字の意味と目安
耐水圧は、生地がどのくらいの水の圧力まで水を通さないかを表す数字です。JIS L 1092「繊維製品の防水性試験方法」の耐水度試験(静水圧法)では、生地の片側から水圧をかけ、反対側に水がしみ出たときの圧力を測ります。カタログに「20,000mm」とあれば、高さ20mの水の柱がかける圧力に耐えた、という意味です。
数字が大きいほど水を通しにくい生地ですが、実際の雨で濡れるかどうかは生地だけでは決まりません。縫い目のテープ、ファスナー、フードや袖口のすき間から水が入ることも多いので、数字とあわせて作りを見ます。
JIS L 1092は2025年1月20日に改正されました。この規格には、耐水度試験のほかに、生地の表面が水をはじくかを見る「はっ水度試験(スプレー試験)」や、雨を降らせて水の漏れを見る「雨試験(シャワー試験)」も入っています。カタログに書かれた数字が、どの試験のものかを確かめましょう。
| 試験 | 何を見るか | カタログでの書き方の例 |
|---|---|---|
| 耐水度試験(静水圧法) | 水圧をかけて、裏に水がしみ出たときの圧力 | 耐水圧○○mm(水の柱の高さ) |
| はっ水度試験(スプレー試験) | 生地の表面が水をはじくか | はっ水度○級 |
| 雨試験(シャワー試験) | 雨を当てたときの水の漏れ | 製品によって表示がある |
耐水圧の数字だけで選ばない
登山用として売られているレインウェアは、多くが高い耐水圧をうたっています。数字どうしの小さな差よりも、縫い目がテープでふさがれているか、ファスナーに雨よけのカバーやはっ水の加工があるか、フードがしっかり頭を覆うかのほうが、濡れにくさに大きく関わります。
気象庁は、1時間に20mm以上30mm未満の雨を「強い雨」(どしゃ降り)、30mm以上50mm未満を「激しい雨」(バケツをひっくり返したように降る)と呼んでいます。山ではこうした雨が強い風といっしょに降ることがあり、すき間から入る水のほうが問題になります。
透湿度とは?測り方で数字が変わる
透湿度は、生地が汗の湿気(水蒸気)をどのくらい外へ逃がすかを表す数字です。数字が大きいほど蒸れにくい生地です。製品の表示では「g/㎡・24h」の形が多く、1㎡の生地を24時間で通る水蒸気の重さを表します。
大切なのは、透湿度は測り方によって数字が大きく変わることです。JIS L 1099「繊維製品の透湿度試験方法」(2021年8月20日改正)には、A法・B法・C法(発汗ホットプレート法)があり、A法・B法では塩化カルシウムや酢酸カリウムといった薬品を使い分けます。カタログでは「A-1法」「B-1法」のように方法が書かれていることがあります。
同じ生地でも、方法が違えば数字は比べられません。ある製品がB-1法で、別の製品がA-1法なら、数字の大きいほうが蒸れにくいとは言えません。方法が書かれていない数字は、参考程度に見ておきます。
| 表示 | 意味 | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| A-1法など(塩化カルシウムを使う方法) | 乾いた側へ水蒸気が移る量を測る | B-1法の数字とは比べない |
| B-1法など(酢酸カリウムを使う方法) | 別の条件で水蒸気が移る量を測る | A-1法の数字とは比べない |
| C法(発汗ホットプレート法) | 汗をかく板で、湿気の通りにくさを測る | 単位も表し方も違う |
| 方法の記載なし | どの条件の数字かわからない | 参考程度にする |
どのくらいの透湿度があれば蒸れない?
「この数字以上なら蒸れない」という決まった線はありません。登りで汗をかく量は、人や季節、歩く速さで大きく違うからです。透湿度の高い生地でも、急な登りでは中が湿ります。ファスナーを少し開ける、ペースを落とす、ベンチレーション(わきの下などの換気口)を開けるといった使い方で、蒸れはかなり減らせます。
蒸れやすさは、生地だけでなく中に着る服でも変わります。汗を吸って乾きにくい綿のシャツをレインウェアの下に着ると、湿気がこもって冷えやすくなります。下着や中に着る服は、汗を吸っても乾きやすい化学繊維やウールのものを選ぶと、レインウェアの良さが生きてきます。
上下セパレートとポンチョの違い
登山で使うなら、上着とパンツに分かれた上下セパレートのレインウェアが基本です。ポンチョは頭からかぶる一枚の雨具で、着るのは楽ですが、風でめくれやすく、足もとが濡れやすいからです。
上下セパレートは、体にそって覆うので強い風の中でもばたつきません。パンツをはけば、ひざから下も濡れにくくなります。上着だけを風よけや防寒に使うこともできます。
ポンチョは、ザックごと覆える、すそから風が通って蒸れにくい、といった良さがあります。木道や林道など平らで風の弱い道では便利ですが、岩場では足もとが見えにくく、すそが引っかかることもあります。登山では、上下セパレートを持ったうえで、ポンチョは補助として考えます。
上下セパレートを選ぶときは、上着の丈にも注目します。丈が少し長めだと、パンツとの重なりが大きくなり、腰まわりから雨が入りにくくなります。ザックの腰のベルトをしめたときに、上着のすそがベルトの下に入るかどうかも、試着のときに見ておくとよいところです。
| 形 | 良いところ | 気をつけるところ | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 上下セパレート | 風でめくれない。足まで覆える。上着だけでも使える | 着るのに少し手間がかかる | 登山全般、稜線、山小屋泊・テント泊 |
| ポンチョ | ザックごと覆える。着脱が楽で蒸れにくい | 風でめくれる。足もとが見えにくい | 平らな道、木道、キャンプ場 |
| 傘 | 顔まわりが濡れず、蒸れない | 両手がふさがる。風に弱い | 登山口までの道、平らな遊歩道 |
レインウェアはいつ着る?着るタイミングと脱ぐタイミング
レインウェアは、雨が本降りになる前、空が暗くなって最初の雨粒が落ちてきたころに着ます。濡れてから着ると、中の服がすでに湿っていて、あとから乾かすのがむずかしいからです。
着るときは、風の弱い場所や木の陰を選び、ザックをおろしてから上着、パンツの順に着ます。稜線の上や岩場の途中で着替えると、風で体が冷えたり、物を落としたりします。雨が来そうだと感じたら、手前の安全な場所で早めに着るのがこつです。
雨がやんでも、すぐには脱がないほうがよい場面があります。風が強いとき、霧で服がしっとりするとき、夕方で気温が下がってきたときは、着たまま歩くほうが冷えにくくなります。逆に、登りで汗が止まらないときは、ファスナーを開けるか、上着だけ脱いで調整します。
すぐ出せる場所に入れておく
レインウェアは、ザックのいちばん上か、雨ぶた(ザックのふたの部分)に入れておきます。上着とパンツを同じ袋に入れておくと、片方だけ忘れることも防げます。雨が降り出してからザックの底を探すと、そのあいだに濡れてしまいます。
レインウェアの重さはどのくらいを選ぶ?
重さは、使う場面と丈夫さの釣り合いで選びます。軽いレインウェアは持ち運びが楽ですが、生地が薄いものは、岩にこすれたり、ザックのベルトでこすれたりして傷みやすい傾向があります。
カタログでは、生地の糸の太さが「○○デニール(D)」で書かれていることがあります。数字が大きいほど糸が太く、一般に丈夫な生地になります。重さとデニールの両方を見て、軽さを取るか丈夫さを取るかを決めます。
はじめての一着なら、極端に軽いものより、日帰りから山小屋泊まで安心して使える丈夫さのあるものを選ぶと、長く使えます。重さは上着とパンツで別に書かれていることが多いので、上下を足した重さで比べてください。
持ち歩く時間の長さも考えます。山小屋泊やテント泊では、レインウェアを着ずに運ぶ時間のほうが長いことも多く、軽さとたたんだときの大きさが歩きやすさに効いてきます。反対に、雨の多い季節や、岩場の多い道を歩くなら、少し重くても丈夫な生地を選ぶと安心です。
トレイルランの大会の選び方(必携品の確かめ方)トレイルランの大会のエントリー開始日
軽さを優先してよい場面
トレイルランの大会のように、走るために荷物を少しでも軽くしたい場面では、軽いレインウェアが選ばれます。ただし大会によっては、必携品として「フード付き」「縫い目がふさがれている」などの条件を決めていることがあります。申し込む前に要項を確かめてください。
季節で選ぶ:夏山・春秋・冬山の違い
レインウェアの役目は季節で変わります。夏は雨と蒸れへの対策が中心で、春と秋は雨に加えて冷えへの対策、冬は雪と強い風への対策が中心になります。
山の上は平地よりずっと寒くなります。気象庁は、標高の違いによる気温の補正に100mにつき0.6℃の減り方を使っています。この割合で計算すると、標高3,060mの槍ヶ岳山荘あたりは、平地より約18℃低くなります。平地が25℃の日でも、稜線では10℃を下回ることがあり、そこに雨と風が加わると、夏でも体は急に冷えます。
| 季節 | おもな役目 | 選ぶときに見るところ |
|---|---|---|
| 夏(7〜8月) | 雨と蒸れへの対策 | 透湿性、換気口、上下の重さ |
| 春・秋(5〜6月、9〜10月) | 雨と冷え・風への対策 | フードの覆い方、中に着込める大きさ |
| 冬・雪山 | 雪と強い風への対策 | 冬山用の丈夫な上着(ハードシェル)を別に考える |
梅雨や秋の長雨の時期
6月から7月の梅雨のころや、9月から10月の秋の長雨のころは、一日じゅう雨の中を歩くこともあります。この時期は、蒸れを逃がす換気口があるか、長く着ていても動きやすいかを重く見ます。秋は朝晩の冷え込みも強まるので、中に防寒着を着込める大きさを選びます。
冬山はレインウェアとは別に考える
冬の山では、雪や氷、強い風に耐える冬山用の上着とパンツを使うのが一般的です。夏用のレインウェアで冬山に入るのは避けてください。冬の山小屋泊を考えるときは、経験のある人やガイド、山小屋の案内に、必要な装備を確かめてから計画します。
試着で見るところ:フード・袖・すそ・ポケット
レインウェアは、ふだん着る登山の服の上に着て、腕や脚を大きく動かして試すのがいちばんです。店で試着するときは、次の順に確かめます。
中に防寒着を着て大きさを確かめる
フリースや薄いダウンを中に着て、窮屈でないかを見ます。冷えたときに重ね着できる大きさが目安です。
フードをかぶって首を振る
フードをしめた状態で左右を向き、視界がふさがらないか、つばで顔に雨がかかりにくいかを見ます。
腕を上げ、前にのばす
手を上に伸ばしたときに、すそが上がりすぎないか、袖口から手首が出ないかを確かめます。
パンツは登山靴をはいたまま着られるか
すその横のファスナーが長いと、靴をぬがずにはけます。雨が降り出してから着るときに助かります。
ザックを背負ってポケットを使う
ザックの腰のベルトをしめても、ポケットに手が入るかを見ます。
色も安全にかかわる
霧の中や雨の日は、目立つ色のほうが仲間から見つけやすくなります。好みの色とあわせて、山で目立つかどうかも考えてみてください。
長く使うためのレインウェアの手入れ
レインウェアは、使ったあとに汚れを落として乾かすと、長く気持ちよく使えます。汗や皮脂、泥がついたままだと、生地の表面が水をはじきにくくなり、蒸れやすく感じることがあります。
洗い方、使える洗剤、乾燥機やアイロンを使えるかは、製品によって違います。かならず洗濯表示と取扱説明に従ってください。はっ水が落ちてきたら、メーカーが案内する方法で回復させます。
しまうときは、きつく丸めたまま長く置かず、乾いた状態でゆったりたたんで保管します。縫い目のテープがはがれていないか、ファスナーが動くかを、シーズンの前に確かめておくと安心です。
山から帰ったら、まずザックから出して広げ、風通しのよい日陰で乾かします。テント泊や山小屋泊が続くときは、小屋の乾燥室や、テントの中に吊るして、できるだけ乾かしてから次の日に着ます。
レインウェアと一緒にそろえたい雨の対策
雨の山では、レインウェアだけでは守りきれないところがあります。ザック、手、頭、足もとの対策を足すと、濡れて冷えることがぐっと減ります。
ザックは、生地が水をはじいても、縫い目や口から水が入ります。ザックカバーをかけ、中の着替えや寝袋は防水の袋に分けて入れます。手は濡れると指先から冷えるので、春や秋は濡れても冷たくなりにくい手袋を持つと安心です。フードの下にキャップをかぶると、つばが雨よけになり、視界が保ちやすくなります。
足もとは、防水の登山靴と、すそから水が入りにくいパンツの組み合わせで守ります。長い雨では靴の中まで濡れることがあるので、山小屋泊やテント泊では替えの靴下を防水の袋に入れておきます。
レインウェア選びでよくある失敗
はじめてレインウェアを選ぶときに、つまずきやすいところをまとめました。
- 透湿度の数字を、試験方法を見ずに比べてしまう(A-1法とB-1法の数字は比べられない)。
- 上着だけを買い、パンツを持っていかずに、ひざから下がずぶ濡れになる。
- ちょうどの大きさを選び、寒いときに中に防寒着を着込めない。
- ポンチョだけで稜線を歩き、風でめくれて体が濡れる。
- 晴れの予報だからとザックに入れず、午後の雨や夕方の冷え込みに遭う。
- ザックの奥にしまい、雨が降り出してもすぐに出せない。
- 使ったあと濡れたまましまい、においやカビの原因になる。
- 中に綿のシャツを着て、汗が乾かずに冷える。
- 家の近くでしか試さず、ザックを背負うとすそがずり上がることに山で気づく。
レインウェアを選ぶときのチェックリスト
お店やカタログで確かめることを、チェックリストにしました。
- 上着とパンツに分かれた上下セパレートか
- 防水と透湿の両方を備えた生地か
- 耐水圧・透湿度の試験方法(JIS L 1092、JIS L 1099のA-1法・B-1法など)が書かれているか
- 縫い目がテープでふさがれているか
- フードが頭を覆い、首を振っても視界がふさがらないか
- 中に防寒着を着込める大きさか
- パンツを登山靴をはいたまま着られるか
- 上下を合わせた重さと、生地の丈夫さ(デニール)が使い方に合っているか
- 行く山の季節と標高に合っているか(冬山は別の装備を考える)
まとめ
- 登山の雨具は、上下セパレートで防水と透湿を備えたレインウェアが基本。ポンチョや傘は補助と考える。
- 耐水圧はJIS L 1092の静水圧法などで測る数字。数字だけでなく、縫い目やファスナー、フードの作りも見る。
- 透湿度はJIS L 1099の試験方法で数字が大きく変わる。A-1法とB-1法など、方法が違う数字は比べない。
- 山の上は100mにつき約0.6℃寒くなる。夏でも雨と風で体が冷えるので、防寒を兼ねる一着として選ぶ。
- 試着は防寒着を中に着て、腕や脚を動かして確かめる。使ったあとは洗濯表示に従って手入れする。
よくある質問
登山のレインウェアの耐水圧はどのくらいあればいいですか?
決まった線はありませんが、登山用として売られているものは高い耐水圧をうたうものが多く、数字の小さな差より、縫い目のテープやフード、ファスナーの作りのほうが濡れにくさに関わります。どの試験方法で測った数字かも確かめてください。
透湿度の数字が大きいほど蒸れないのですか?
同じ試験方法どうしなら、数字が大きいほど湿気を逃がしやすい生地です。ただしJIS L 1099にはA-1法やB-1法など複数の方法があり、方法が違う数字は比べられません。どの方法でも、急な登りでは中が湿るので、換気口やファスナーで調整します。
登山にポンチョだけで行ってもいいですか?
稜線や岩場のある登山では、ポンチョだけはおすすめしません。風でめくれやすく、足もとが見えにくいからです。上下セパレートのレインウェアを持ったうえで、平らな道や木道でポンチョを補助として使います。
レインウェアのパンツは必要ですか?
必要です。上着だけでは、ひざから下やおしりが濡れ、休んだときに体が冷えます。パンツは、すそのファスナーが長いものだと、登山靴をはいたままはけます。
レインウェアは防寒着の代わりになりますか?
風を防ぐので、薄手の防寒着の上に着ると暖かくなります。ただし保温する力はないので、フリースや薄いダウンなどの防寒着とは別に持っていきます。
夏の低い山でもレインウェアは要りますか?
要ります。夏は午後に雷雨になることが多く、濡れたまま風に当たると体が冷えます。警察庁も、登山に必要な装備の例として雨具(レインウェア)を挙げています。
ゴム引きやビニールの雨合羽ではだめですか?
湿気を逃がさない素材だと、汗で中の服が濡れ、休んだときに冷えます。歩いて汗をかく登山では、防水と透湿の両方を備えた登山用のレインウェアを選んでください。
レインウェアは洗濯してもいいですか?
多くの製品は洗えますが、洗い方、洗剤、乾燥機やアイロンを使えるかは製品ごとに違います。洗濯表示と取扱説明に従ってください。汚れを落とすと、はっ水が戻りやすくなります。
出典と確認日
- 警察庁 令和8年夏期における山岳遭難の概況(2026-10-13確認)
- 日本規格協会 JIS L 1092:2025 繊維製品の防水性試験方法(プレビュー)(2026-10-13確認)
- 日本規格協会 JIS L 1099:2021 繊維製品の透湿度試験方法(プレビュー)(2026-10-13確認)
- 埼玉県産業技術総合センター 透湿度試験(JIS L 1099)(2026-10-13確認)
- 気象庁 メッシュ平年値2020 解説(気温減率100mにつき0.6℃)(2026-10-13確認)
- 気象庁 雨の強さと降り方(2026-10-13確認)






